日本人プレーヤーの躍動とゲームフォーカス 〜 ターキッシュ エアラインズ bjリーグ 2014-2015シーズン PLAYOFFS “岩手ビッグブルズ VS 青森ワッツ” 2015/05/10

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One Team, One Basket

One Team, One Basket

Road to CHAMPIONSHIP!!!
全ては頂点のために。
ついに始まった、壮絶なる戦い。

“ターキッシュ エアラインズ bjリーグ 2014-2015シーズン PLAYOFFS”

聖地・有明コロシアムまで、あと一つ存在する、大きくて重い扉。
あと二つ勝利を収めれば、バスケットボールの神様から得る事が出来る、一枚のTICKET。
それが “○○発⇒有明コロシアム行” という片道切符。

TICKETが神様から舞い降りてくる、2015年5月10日(日)
少し風が強く、前日よりも肌寒い感じがした岩手県盛岡市。
前日のタフなオーバータイムでのゲームを経て、やってきたGAME2の朝。
今日勝たなくてはいけない、そして今日勝てばいいんだ、様々な思惑や想いで両チームは迎えたのであろう。
2,211名が集まった、岩手県営体育館。

あと50分ある、青森ワッツの面々はそう思っていたはずだ。

あと50分で二つ勝てばいい、青森ワッツの面々はそう思っていたはずだ

ここでしっかり40分でゲームを終えて、王座奪取へのスタートラインに立ちたいと思っていただろう、岩手ビッグブルズ

ここでしっかり40分でゲームを終えて、王座奪取へのスタートラインに立ちたいと思っていただろう、岩手ビッグブルズ

いよいよ決戦が始まるのであった。
アリーナは前日の何十倍も熱量が充満しており、肌寒さはすぐに消えて行ったのである。

<スターティングメンバー>
■岩手ビッグブルズ
#8 月野 雅人
#34 小野寺 祥太
#12 寒竹 隼人
#10 スクーティー・ランダル
#21 ローレンス・ブラックレッジ
■青森ワッツ
#1 澤口 誠
#7 北向 由樹
#3 小島 祐太
#42 ジーノ・ポマーレ
#13 ポール・ウィリアムス

Tip Off!!!

Tip Off!!!

■1Q
前日と全く同じ10人でスタートしたゲーム。
前日同様、序盤からブルズがアグレッシブに攻守に渡り、プレーをしてペースを握っていく。
特にゴールに対する縦へのアタックする意識が強く、仕掛けを早くし、自分達の流れに乗ってゲームを展開して行った。
早速#21ブラックレッジがドライブを仕掛け、ファールを受けて、フリースローを得て、スコアしてスタート。
更にブラックレッジのパスから#34小野寺が持ち味の3Pを豪快に沈めて、更に加点。
そこに#10ランダルのオープンショットも続き、流れに乗っていく。
一方のワッツも#13ウィリアムズのパスから#1澤口が2Pをお返しし、更に強みでもあるペイントエリア内でポールがファールを受けてフリースローで応戦して行くが、残り7分を切って、一つのプレーで一気に流れが変わった。
その立役者となったのは、ブルズ#34小野寺。
自らのスティールからブラックレッジとのコンビでファストブレイクを決めていくと、更にルーズボールにも必死に食らい付き、ヘルドボールに持ち込む。
彼がやるべき仕事をしっかり果たしたチームは、ここからペースを徐々に自分達の方に引き寄せていくのであった。
残り5分を切って、14‐5というスコア。
ここからゲームは激しく動いていく。
まずはブルズ・ブラックレッジのパスを受けて、#12寒竹がオープンで3Pを華麗に決めていくと、#10ランダルもそれに続いて同じように3Pを沈めて行った。
ワッツもシューター陣が入れられたら入れ返していく。
#14高橋のオープンショットに、次はその高橋のアウトレットパスから#7北向が豪快に3Pを沈めて行って応戦。
早い展開でのバスケットを見せていくブルズ、#8月野のクイックモーションからの3Pも決まっていき、点差が二桁に広がっていく、残り3分を切った時間帯。
その後、ワッツ#13ウィリアムスが2つ目のパーソナルファールを受けてしまい、ファールトラブルで一旦ベンチへ。
残り1分を切ってもアグレッシブにアタックし続けるブルズは、#8月野のパスから#31クウソーがゴール下でねじ込みAND1!
そして、先程も上げたゲームの流れを変えた男、#34小野寺がオフェンスリバウンドに飛び込み奪取し、その後ファールを受けてフリースローで得点。
25‐13の点差で2Qを迎えたのであった。

この日も苦しいゲーム展開ながら持ち味のアウトサイドで気を吐いた、青森ワッツ #7 北向 由樹

この日も苦しいゲーム展開ながら持ち味のアウトサイドで気を吐いた、青森ワッツ #7 北向 由樹

プレーオフに入ってキーマンとなり続け、非常にいい働きをした。青森ワッツ #32 カイル・リチャードソン

プレーオフに入ってキーマンとなり続け、非常にいい働きをした。青森ワッツ #32 カイル・リチャードソン

■2Q
1Q終盤に流れを掴んだブルズ。
ここから一気に猛牛たちが牙を剥き出し相手に襲い掛かる、ブルズタイムがスタートして行く。
まずは#33与那嶺のパスから#31クウソーがゴール下を決めて行けば、更に”切り込み隊長”#9仲西がスティールからファストブレイクを沈める。
クウソーがゴール下で躍動して行けば、与那嶺は落ち着いてアウトサイドを決めて行った。
わずか2分弱の間に広がった点差、33‐15で堪らずワッツはタイムアウトを請求。
明けのプレー、ワッツも冷静さを取り戻してインサイドアタックを仕掛けていく。
そこでファールを得た#42ポマーレがフリースローをしっかり沈めて応戦。
ブルズはミスコミュニケーションからバックコートバイオレーション、すぐさまタイムアウト。
ここで粘り強いバスバスケットが信条のワッツが、じわじわと追い上げて行く展開がスタート。
まずは#14高橋の3P、前日躍動した#32リチャードソンに#42ポマーレがゴール下で躍動し、次々を相手のファールを誘っていく。
フリースローもしっかり決めていくと、更にポマーレはオフェンスリバウンドからゴール下を決めていき、残り6分でスコアは34‐26の一桁に。
今度はブルズが流れを切ろうと、堪らずタイムアウトを請求。
そこからオフィシャルタイムアウトまでの時間帯は一進一退の攻防に。
ワッツ#1澤口のパスを受けて#33クライバーが3Pを華麗に沈めて行けば、ブルズもそれに応戦し#32アーノルドのパスから#21ブラックレッジがお返しの3P!
39‐29でオフィシャルタイムアウトを迎えた。
この90秒のインターバルがゲームの流れを左右したカギとなった事は間違いないであろう。
その流れを掴んだのはブルズ。
明けのプレーで#8月野のスティールから#32アーノルドがストップジャンプから3Pを決めて行くと、#10ランダルは持ち味のドライブでスリースローを獲得。
ディフェンスでも相手にスコアを与えず、点差は再び開いて行った。
ワッツは前日機能したゾーンディフェンスを展開し、流れを変えようとしていくが、残り3分を切ってブルズの猛攻は更に強くなった。
#34小野寺のパスから#32アーノルドが豪快に3Pを決めて行けば、今度はアーノルドのスティールから小野寺がファストブレイク!
ワッツも#1澤口→#14高橋と繋げ、最後は#42ポマーレがしっかりファストブレイクを決めて行って応戦して行った。
しかし、最後はブルズ#10ランダルが躍動。
残り22.1秒に3Pを豪快に沈めて行けば、ラストプレーとなった残り1.2秒でファストブレイク決めて終了。
54‐32のスコアで後半に。

要所でアウトサイドからシュートを決め、チームを助け続けたプレーヤーと言ったら彼。青森ワッツ #33 ゴードン・クライバー

要所でアウトサイドからシュートを決め、チームを助け続けたプレーヤーと言ったら彼。青森ワッツ #33 ゴードン・クライバー

チームの攻守にわたる大黒柱の一人、このゲームでもダブルダブルの活躍を見せた、青森ワッツ #42 ジーノ・ポマーレ

チームの攻守にわたる大黒柱の一人、このゲームでもダブルダブルの活躍を見せた、青森ワッツ #42 ジーノ・ポマーレ

古巣とのプレーオフシリーズが続き、何としても勝って有明に行きたかったであろう。彼がいてワッツのバスケットが展開されるとも言っていい、青森ワッツ #14 高橋 憲一

古巣とのプレーオフシリーズが続き、何としても勝って有明に行きたかったであろう。彼がいてワッツのバスケットが展開されるとも言っていい、青森ワッツ #14 高橋 憲一

■3Q
後半に入ってもブルズの猛攻がゲーム展開の中心となり、点差が広がっていくのであった。
早速#34小野寺のパスから#12寒竹がオープンでウィークサイドから3Pを沈めていくと、今度は小野寺も自ら3Pを沈める。
ワッツも#13ウィリアムズと#42ポマーレのコンビでペイントエリア内で一本返していくが、流れをなかなか掴めない。
ここで躍動したのが#21ブラックレッジ、ゲーム展開を読み取り、上手くチームメイトを活かしていくアシストやファストブレイクのフィニッシャーでチームを検して行った。
彼のパスを受けて、#10ランダルがゴール下にカットインを仕掛けてレイアップを決め、更には#8月野が3Pを沈めていく。
なかなかスコアが決まらない展開ではあったが、確実に一つ一つをリングに沈めて行ったブルズ。
残り6分で65‐36と点差はジリジリと広がって行ったのである。
ここでワッツはタイムアウトを請求し、立て直しを図ろうとして行った。
そこから2分間は我慢の展開が続き、お互いに様子を伺っているように見えた中盤の時間帯。
残り4分にゲームが動いた、ブルズ#10ランダルがドライブを決めてスコアしていくと、相手オフェンスを抑えた次のプレーで#34小野寺のアウトレットパスを#8月野が冷静に3Pという形でフィニッシュして行く。
ワッツはインサイドにボールを入れ、持ち味のペイントエリアを上手く使ってのバスケットを展開して行こうとするが、ブルズの絶妙なチームディフェンスに上手くオフェンスが機能しない。
なかなかスコアは動かないディフェンシブな展開となっていき、点差がなかなか縮まらない。
残り1分半にワッツは#1澤口からのパスを受けた#7北向がしっかり3Pを沈めていく。
そして、残り2.3秒にブルズ#9仲西がラストプレーで放った3Pでファールを受けてフリースローを獲得。
この3本のフリースローを落ち着いて沈めて、最後の10分間に突入して行くのであった。
79‐42のブルズ大量リードで運命の4Qへ。

チームの絶対的なエース、このゲームでもトップスコアラーでコート上で全てを魅了させていた、岩手ビッグブルズ #10 スクーティー・ランダル

チームの絶対的なエース、このゲームでもトップスコアラーでコート上で全てを魅了させていた、岩手ビッグブルズ #10 スクーティー・ランダル

この日はチームを活かすアシストでモメンタムを長くさせた、岩手ビッグブルズ #21 ローレンス・ブラックレッジ

この日はチームを活かすアシストでモメンタムを長くさせた、岩手ビッグブルズ #21 ローレンス・ブラックレッジ

持ち味の積極性をこのゲームで発揮、クイックモーションからのシュートは一気に自分たちにゲームの流れを引き寄せる。岩手ビッグブルズ #8 月野 雅人

持ち味の積極性をこのゲームで発揮、クイックモーションからのシュートは一気に自分たちにゲームの流れを引き寄せる。岩手ビッグブルズ #8 月野 雅人

ディフェンスでもオフェンスでも常にアグレッシブ、2日間通して素晴らしい働きを見せた、岩手ビッグブルズ #34 小野寺 祥太

ディフェンスでもオフェンスでも常にアグレッシブ、2日間通して素晴らしい働きを見せた、岩手ビッグブルズ #34 小野寺 祥太

■4Q
我慢の展開が続いた3Q終盤の流れを受け継ぐかと思った、予想は見事に裏切られた。
ホームの大歓声を背に、ブルズがスタートから猛攻撃を仕掛ける。
#32アーノルドがバックカットからゴール下に見事に切り込んでファールを受けてフリースロー、しっかり決めてゲームが動いていく。
その後、ワッツは#13ウィリアムス→#14高橋とテンポよくボールが繋がり、#7北向が3Pを再び沈めていくが、流れを切る事が出来ない。
ブルズの連続攻撃が全て決まっていき、点差が更に開いていく。
#8月野のパスを#31クウソーがしっかりゴール下で決めて行けば、ディフェンスでも集中して#10ランダルがスティールし、次のプレーでランダルのパスをクウソーが豪快にスラムダンク!
彼がダンクを決めた瞬間、会場は大歓声!彼自身も雄叫びを上げ、会場を鼓舞して行く。
ワッツも自分達のバスケットをしようと、インサイドにボールを集め、そこからの展開を図っていくが、相手ディフェンスのローテーションにボールが上手く回らない。
ディフェンスがいいとオフェンスも流れに乗っていくのがバスケットボール。
ブルズ#32アーノルドのスティールから#10ランダルと繋がり、最後は#31クウソーがゴール下を決める。
そのクウソー、今度は自らのスティールから華麗に相手ディフェンスを交わしていき、最後はAND1プレー!
ここでワッツ・インサイドの要でもある#13ウィリアムスが痛恨の4つ目のファールとなり、ファールトラブルに陥っていく。
ブルズ#33与那嶺が相手のウィークポイントから見事なスティールを決めていくと、そこから#31クウソーと#10ランダルの連続得点も生まれ、非常にリズムがいい展開になっていた。
ワッツも#3小島のパスから#42ポマーレが2Pシュートで応戦したところで、オフィシャルタイムアウト突入。
97‐48と大きく点差が広がり、残り4分半を残すところとなった。
明けのファーストプレー、ワッツ#42ポマーレが再びミドルエリアから2Pを決めていくが、ブルズの猛攻は止まらない。
#33与那嶺、#32アーノルドのミドルエリアからの2Pが見事に決まると、今度はアーリーオフェンスで#33与那嶺のロングパスに走っていた#31クウソーがゴール下をしっかり決めていく。
更にアーノルドのタフなドライブからのフィニッシュも決まっていき、得点は残り3分で100点を超えていたブルズ。
ワッツも意地を見せ、#33クライバーが#32リチャードソンのパスから3Pを華麗に沈めていった。
残り1分半を切って、ブルズは#33与那嶺の華麗なユーロステップからのレイアップが決まり、最後はチーム創設初年度から在籍している#5千葉が見事なカットインプレーを見せ、最後は相手のタフなディフェンスに屈せずにレイアップを決めて、会場は大盛り上がりを見せた。

"J-WALK" チームの切り込み隊長、彼がアグレッシブに行く事でチームが活性化されていく、岩手ビッグブルズ #9 仲西 淳

“J-WALK” チームの切り込み隊長、彼がアグレッシブに行く事でチームが活性化されていく、岩手ビッグブルズ #9 仲西 淳

スタッツには出ないがチームにとって本当に欠かせない存在、QOOちゃんと呼ばれているが、実は非常にIQが高いプレーヤー、岩手ビッグブルズ #31 アブドゥーラ・クウソー

スタッツには出ないがチームにとって本当に欠かせない存在、QOOちゃんと呼ばれているが、実は非常にIQが高いプレーヤー、岩手ビッグブルズ #31 アブドゥーラ・クウソー

この日も魅せた "Wayne Show" 大舞台に強い彼が聖地でもShowを見せるのか?岩手ビッグブルズ #32 ウェイン・アーノルド

この日も魅せた “Wayne Show” 大舞台に強い彼が聖地でもShowを見せるのか?岩手ビッグブルズ #32 ウェイン・アーノルド

111-57
ホームの大歓声を受けて、岩手ビッグブルズが大きなスコアの差を付けて勝利。
2連勝を収めたゲームとなったのであった。
“3度目の正直”
そしてチーム創設4年目にして、初の聖地・有明コロシアムへの片道切符を手中に収めたのである。

"桶さん"こと、桶谷HCと共に歩んだ時間。ついに聖地への切符を掴み取った、チームを冷静にコントロールする、岩手ビッグブルズ #33 与那嶺 翼

“桶さん”こと、桶谷HCと共に歩んだ時間。ついに聖地への切符を掴み取った、チームを冷静にコントロールする、岩手ビッグブルズ #33 与那嶺 翼

序盤からブルズの猛攻が続き、終わってみれば大差となり、悲願の有明コロシアム初出場が決まったゲームとなった。
ブルズのディフェンスは前日非常にペイントエリアで激しく行きすぎ、ディフェンスでのギャップが出来ていたが、そこをしっかり修正して、バランスよくディフェンスをし続けた事が何と言っても勝利の一番のポイントになったであろう。
非常にどのプレーヤーもゲームに集中して入り、40分間気持ちが切れる事が無く、有明コロシアム行の切符を手にしたのであった。
課題であったチームリバウンド・オフェンスリバウンドも最終的には優位に立ち、ブルズが目指すバスケットが体現できた40分間だったであろう。
ポイントは日本人プレーヤーが攻守に渡り、キーポイントとなりそうなタイミングでスコアに絡み、更に積極的にリングに向って前を向いていた。
スコアバランスも非常に良く、誰に持たせてもスコアを決めてくるあたりは、相手ディフェンスにとっては的が絞りにくく、辛かったであろう。
ホームラストゲームで、桶谷HCがやりたい事をしっかりエクスキューズした素晴らしいゲーム展開だった。

一方のワッツは、頼みの綱でもあるペイントエリアで相手ディフェンスに優位に立てず、更に序盤から早いアップテンポな展開にディフェンスでの戻りが少しずつ遅くなってしまい、相手の勢いを早い段階で抑える事が出来なかった。
前日同様に自分達のバスケットを表現しようと、しっかり選手たちはゲームにフォーカスしていたが、それ以上にブルズのシュート確立の良さとディフェンスでの集中力にタフショットが続いてしまった。
更に前日同様にインサイドプレーヤーのファールトラブルも重なり、インサイドを起点としたバスケットを実行できる時間帯が短くなってしまったのも厳しかったであろう。
それでも粘り強く激しくハーフコートではディフェンスを行い、持ち味を充分に発揮していた。
プレーオフでの、この粘り強さや我慢からの追い上げるパワーと言うのは非常に素晴らしかったと、ここで賛美を送りたい。

有明への片道切符を掴んだ瞬間。ここからブルズの本当の戦いがスタートする。

有明への片道切符を掴んだ瞬間。ここからブルズの本当の戦いがスタートする。

青森ワッツ #7 北向 由樹は、悔しさを見せ、最後までコートを離れなかった。彼を長く追い続けている一人の男として、非常に感慨深い光景だった。

青森ワッツ #7 北向 由樹は、悔しさを見せ、最後までコートを離れなかった。彼を長く追い続けている一人の男として、非常に感慨深い光景だった。

<主なスタッツ>
■岩手ビッグブルズ
#8 月野 雅人:9PTS/4AST/2STL
#9 仲西 淳:10PTS/2STL
#10 スクーティー・ランダル:26PTS/8REB/2STL
#12 寒竹 隼人:6PTS
#21 ローレンス・ブラックレッジ:8PTS/8REB/6AST
#31 アブドゥーラ・クウソー:20PTS/2STL
#33 与那嶺 翼:6PTS
#32 ウェイン・アーノルド:12PTS/2STL
#34 小野寺 祥太:12PTS/2STL
■青森ワッツ
#7 北向 由樹:9PTS
#33 ゴードン・クライバー:7PTS
#42 ジーノ・ポマーレ:15PTS/10REB ※ダブルダブル

(PTS:得点、REB:リバウンド、AST:アシスト、STL:スティール、BLK:ブロックショット)
(ダブルダブル:主要なスタッツ2項目で二桁の記録を残すこと。)

2,211人の大歓声に背中を押され、聖地への切符を手にした男たち。

2,211人の大歓声に背中を押され、聖地への切符を手にした男たち。

さぁ、この言葉を実現するタイミングが来た。赤い猛牛たちが有明に突進する。

さぁ、この言葉を実現するタイミングが来た。赤い猛牛たちが有明に突進する。

さぁ、いよいよ最終決戦!
聖地での戦に向う、赤い猛牛たち。
相手は3年連続での対戦、秋田ノーザンハピネッツ。
これがバスケの神様が与えた運命という事であろう。

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ターキッシュ エアラインズ bjリーグ OFFICIAL HP
ターキッシュ エアラインズ bjリーグ ファイナルズ 2015 Special HP

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青森ワッツ OFFICIAL HP

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