Player’s Voice 〜 ターキッシュ エアラインズ bjリーグ 2014-2015シーズン PLAYOFFS “岩手ビッグブルズ VS 青森ワッツ” 2015/05/09

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Road to CHAMPIONSHIP!!!
全ては頂点のために。
ついに始まった、壮絶なる戦い。

“ターキッシュ エアラインズ bjリーグ 2014-2015シーズン PLAYOFFS”

聖地・有明コロシアムまで、あと二つの勝利。
 “○○発⇒有明コロシアム行” という片道切符を掴むために。

2015年5月9日(土)岩手県営体育館で行われた、イースタンカンファレンス カンファレンスセミファイナル。
岩手ビッグブルズ vs 青森ワッツ

97-87のスコアでオーバータイムでの激戦を制したのは、ホームでもある岩手ビッグブルズであった。
お互いが持ち味を出し、息の詰まるゲームだった。

■ゲームレポートはこちらから。
オーバータイムでの激闘。そして、ファールトラブル。
■写真で綴る、サイドストーリー “THE FACE” はこちらから。
THE FACE
■HCインタビューはこちらから。
HC’S eye

ここからはゲームを終えたばかりの、3人のプレーヤー達に話を聞いた。
ノーカットでお届けする、プレーヤー達の想いをお届けしていきたい。

■青森ワッツ #14 高橋 憲一
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-率直に今の気持ちを教えていただけますか。
延長まで行けたのはチームとして、チームとして最後の最後で成長してきたかなとか、一つにまとまってきたかなという部分を感じたんですけど。
カイルとポールがファールアウト担ってしまって、少し戦い方が本来の形とは離れたものになってしまったので、難しい戦いになりました。
延長戦に関しては。

-4Qはスコアにすごく絡んでいましたが、どのような気持ちでプレーに臨んだんですか。
両チームとも外国人の得点や数字の部分では、だいたい同じような数字が出るかなと思っていて。
勝敗を左右するのは、どこかなと思った時に、日本人選手がどれだけチームに貢献できるかという所かなとゲームに臨んでいたので。
得点を取る事とチームメイトを活かす事をずっと考えてプレーしていました。

-残り4秒でのシュートでしたが、チームの中で話した事は。そして打った瞬間の気持ちは。
デイフェンスがずれていたので、そんなに難しいシュートでは無かったので、入って良かったです。

-決めた後、笑顔とかなく、表情を引き締めていましたが。
そうですね、まだ相手のポゼッションもありましたし、ゲームが終わっていなかったので。
あまりそこに一喜一憂しても、というのはありましたね。

-今日の延長での戦い、明日にどう繋がっていくか。
全くレギュラーシーズンでの順位の差があるゲームと全く感じなかったし、レギュラーシーズンでは一回も勝てなかったんですけど。
やり方次第ではというか、勝てなくない相手ではないと思っているので。
まずは明日第2戦にしっかりと臨みたいと思います。

-4Qの最後の3Pは打った瞬間、入ると思いましたか。
いい軌道をいっていたので、入るかなと思いましたね(笑)

-あのプレーでパスとか、他のディレクションは考えませんでしたか。
そうですね、第一オプションが自分だったので。
とにかくシュートを打つ事を考えて、そこで厳しい状況でマークが来ていたら、パスという選択肢になっていたと思うですけど。
打てると判断したので、シュートを打ちました。

-残り4秒という意識はありましたか。
時間はかなり少ないなというのは、頭にありました。
特に焦らず、いつも通りな感じでした。

-古巣との戦いが続いていますが。
先週も仙台との戦いで、2週連続で古巣と続いたんですけど。
岩手のブースターさんも楽しみにしていた部分はあると思うので、そういった人たちにもチームで最年長ですけど、まだやれるという事を見せたかったですし。
そういう想いでいましたね。

-特に力みとかなく、勝ちたいという気持ちで臨んだ。
勝ちたいという気持ちはありましたけど、力むような年齢じゃないんで、落ち着いてプレーしました。

-奥様の誕生日が今日だと聞きましたが。
そうなんです。
一応勝てれば良かったんですけど、何もいらないからコート上でいいプレーしてくれたらいいと昨日メッセージを貰っていたので。
勝てれば最高でしたけど。

-前半走られて、後半シュートタッチとか確率に響いた感じがあったとHCも言っていたが、その点をどう感じますか。
走られてスコアされた部分が、今日取られた半分くらいであれば、延長まで行かなかったと思うんですけど。
結局、延長戦も2本最初に連続でファストブレイクでスコアされたので、あそこで一気に相手のやりたい展開に、アップテンポなバスケットに持って行かれた感じはありましたね。

-明日は今日の反省を活かしてプレーすれば、50分戦うという部分も含めてポジティブな部分が大きいと思いますが。
まずは第2戦勝たないと、第3戦はないので。
第2戦に全てを出したいと思います。

-今日はどのようなことを外国人プレーヤーとかに声を掛けていましたか。
プレーオフは我慢比べというか、例えばレフェリーに矛先を向けてしまったりすると、感情のアップダウンが激しくなってしまうので、そこを落ち着かせていくような声を掛けて行ったり。
あとは次のプレーはこうしようとかいう具体的な所とか、そういった事も含めて、コーチからもコミュニケーションをコート上でしっかり取りなさいと言ってもらっているので。
その部分は引き続き行っていきたいと思います。

■青森ワッツ #7 北向 由樹
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-積極的にシュートを打っていましたが、どんな気持ちでしたか。
そうですね、先週に引き続きというか、うちはインサイドが強みだと皆が思っているので。
そのインサイドに単純に入れて、ポールとかカイルとかアタックに行けだけじゃなくて、彼らがリバウンドを取ってくれると信じて打つ事も、インサイドがより活きていくと思っていたので。
憲一さんと二人で積極的に打とうと話していて。
もうちょっと決めなきゃいけなかったけど、そこでリバウンドを取ってくれていたので、トータルでもポールがリバウンドをもうちょっと取れると思うんですけど、明日やってくれてと思いますね。

-4本のメイクだけでしたが、満足できなかった数字ですか。
11本のアテンプトではなくて、8本くらいで良かったと思うんですけどね。
そのうちのあと3本は、もう少し中にアタックしてインサイドにパスしてあげるとか、アタックしていく事を日本人がすべきだったかなと思いますね。

-インサイドを活かすために打っていたという意識でしたか。
最後は本当に4Qの最後の方やオーバータイムは外国人が2人しかいない状況だったので。
そういう状況を作らない為にも日本人がアタックして、チャージング取られるくらいの勢いがあってもいいと思うので、そういう所かな。
外、外では無くて。

-明日、キーになると思うのは。
やっぱりディフェンスですかね。
同点でしたけど、オフェンスはOKだけど、4Qで83点は取られすぎなので。
もうちょっと岩手さんの良さを潰していかないと、全部とは言わないけど、一つでも少なくしないといけないかなと思いますね。
ちょっと相手の外国人にやられすぎですね、特に。
3人で72点取っているんですよね、それはいやぁ〜という感じですね。
そこの部分、全員それぞれ10点ずつ下げられれば、いいゲームができるんじゃないかなと思っています。

-明日に向けて意気込みを。
もう変わらず積極的に行くという事はしなくてはいけないですけど。
少し冷静に状況判断できれば、自分もそうですけど、チームとして行けるんじゃないかなと思います。

■岩手ビッグブルズ #12 寒竹 隼人
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-まずは、過去の呪縛から解けた45分間を振り返ってもらえますか。
こういうプレーオフのゲームなので、負けない事が一番大事だと思っていて。
コーチも言っていたんですけど、勝てたのは本当に良かったですね。

-相手は先週とタイプが同じチームとの対戦で、どのような形で受けて立ったのか。
インサイドで攻めてくるのは分かっていたので。
きちんとディフェンスが出来ている時もあれば、ずれていた時もあったんで。
厳しい戦いになるというのはわかっていたので。
厳しかったですね、本当にタフなゲームでしたね。

-前半、非常にチームの流れを作ったのはご本人だと思いますが。
やっぱり外国人や、特にスクーのアタックに、当然相手ディフェンスは寄ると思いますけど。
その辺で僕とか、マサ(月野選手)とか翔太(小野寺選手)とかが、どれだけウィークサイドのスポットにいるのかが大事なので。
僕ら日本人がそこの部分は意識して、外国人がアタックした際に上手い合わせをしてあげるようにしていましたね。

-逆にディフェンス面では、ダブルチームからのローテーションのズレとかで相手に決められたり、自分たちのモメンタムが長く続かなかった形もあったが。
相手にダブルチームに行くというのは、自分たちのストラテジーでやっていて。
相手も高橋さんだったり、北向さんだったり、いいシューターが揃っているので、その辺を明日もっとしっかりローテーションを確認しながら、ディフェンスのギャップが出来ないようにしなくてはと思っていますね。

-岩手に戻ってきた理由は、桶谷HCを胴上げするために、そして京都での経験を持ってチャンピオンになるためにだと思っていますが。
そうですね、もちろんですね。
有明でもちろんチャンピオンが獲れるチームだと思って帰ってきたし。
桶さんも、もちろんそれに値するHCだと思っているから。
2年連続、秋田に負けて有明に行けなかったという悔しさも分かるし。
チーム創設一年目で、もがいていた時のブルズも知っているし。
そういう部分も含めて、やっぱり岩手に何とかして力になって、今回絶対にチャンピオンになるために帰ってきたので。
ここでは負けられないですね。

-京都で有明を経験したという部分では、チームにとっては非常に重要なファクターを占めていると思いますが。
そうですね、今日タフなゲームを一つ勝てたということは非常に大きいです。
今日勝っているのと負けているのでは、全然違うので。
その辺をチームの皆が理解して、しっかりタフに戦えたので、こういうゲームになったと思うし。
明日も相手はインサイドを攻めてくると思うし、その辺をやっぱり有明の経験を持っている僕らが、コート上で何をすべきかを体現していければなと思います。

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