「私もワクワクしています。」Bリーグ 島田慎二チェアマンが語った、開幕前の心境

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©️B.LEAGUE

2020年10月2日(金)、いよいよ記念すべき5シーズン目のBリーグが開幕する。
開幕を2週間前にした9月20日(日)茨城県水戸市にある茨城ロボッツのホームアリーナ、アダストリアみとアリーナで開催されたプレシーズンゲーム「茨城ロボッツ vs. 宇都宮ブレックス」の一戦。その試合後に開かれたのが2020-21シーズン 茨城ロボッツ スタートアップ・カンファレンスである。茨城のパートナーや関係者向けのイベントではあったが、そこにBリーグ 島田慎二チェアマンが来場し、基調講演を行った。

このカンファレンス後に島田チェアマンの記者会見が行われ、茨城ロボッツへの期待感や開幕直前にしたシーズンへの意気込みなどを語った。ここでは、開幕を2週間後に控えた率直な心境とB2への期待感などを、ほぼノーカットでお届けしていきたい。

カンファレンス最後には茨城ロボッツのコーチ・選手が登場。B1昇格への誓いを言葉にした。

記念すべき5シーズン目というリーグとして節目の開幕を迎えると感じています、チェアマン自身は開幕2週間前にどのような心境でいらっしゃいますか

千葉ジェッツ時代は8年間チームの経営をしてきたので、普通に開幕を迎えて、当たり前に開幕してという感じでずっとやってきました。(今シーズンが) 開幕すること自体に、こんなに喜びというか、幸せを感じています。

今までは「満員にしたい」とか「勝ちたい」とか強い本能でやってきましたけど、今は「やれるだけで幸せ」なくらいの気持ちを感じています。開幕まであと2週間に迫ってきて、もう1回開幕前にPCR検査を行ってどうなるか分かりませんけど(※1)、まずは予定通り第1節を全試合開催する。開幕できるだけで泣いてしまうのではないかというくらい想いでいます。

チェアマンを引き受けた際に、シーズン開幕できるかどうか分からないのに「やる」と7月1日に社会に対して宣言しています。「はぁ?」と当時は様々な人に正直言われましたけど……実際には色々な状況も変わって、検査体制の確立など色々な事をやって社会的にも認知されて、開幕する事には誰も疑義を唱える所まで来ました。やっと2週間に迫ってきたので、早くシーズン開幕が来ないかなという感覚です。このまま何もないまま、早く開幕を迎えたいです。私もワクワクしています。

(※1 2020年10月1日発表:新型コロナウイルス感染症に関するB.LEAGUE統一検査結果の第2回統一検査結果にて、B1/B2全選手・チームスタッフ・レフェリーの陰性が発表)

新シーズン開幕への期待感を語る、Bリーグ 島田慎二チェアマン

今シーズン、東地区をメインに今まで以上に注目されているB2です。改めて、茨城ロボッツやB2に対する期待感を教えてください。

B2はJリーグ化してきているというか、簡単には昇格できない状況になってきているなと感じています。ちょっと前までは投資をしていけば、グッと昇格できるような感覚でしたけど、今はそんな簡単には勝てなくなってきていますよね。やはりいい意味、Bリーグが盛り上がっていく中でB1でちょっと前まで活躍していた選手や代表クラスの選手など、B1でバリバリできる選手もB2にもどんどん来ています。

だから競技レベルも上がってきているし、茨城でいえばグロービズの堀さんのようなオーナーが就任したり、昨シーズンの群馬や広島など力のあるクラブにはオーナーというものが就任して投資もできるようになってきている。そういう意味ではB2が活況してきたのには、そういう背景があります。このB2の舞台では選手が特別指定選手や若い選手が各チームにも来て、そこにも投資できるようオーナーがでてきたという背景があって、盛り上がってきていると思いますね。

私自身、千葉ジェッツ時代に茨城を横から見ていて「今年は上がるだろうな」とか、昨シーズンでいえば開幕前の下馬評から昇格するだろうと思っていましたけど、結果は伴わずでした。2シーズンくらいそういう状況にたどり着いているのに逃しているなと、怪我とか不運も含めて……ですから、今シーズンこそは上がるということを念頭にチーム作りをしたと思います。今までだったら、これで行けたと思うんですよね。ただ、今シーズンは群雄割拠になっているのでどうなるのか楽しみにしています。地方創生を標榜しながらチーム強化をしている、地方創生のシンボリックなクラブに是非、頑張っていただきたいなとは思っています。

B1昇格への期待が高い、茨城ロボッツ

いよいよ開幕直前ですが、改めてファンやブースターに向けてメッセージをお願いします。

普段だったら「アリーナをフルにして盛り上げて、選手を声援で後押ししてください」と言うんですけど……今はそれが言えないので、何と言ったらいいのか困ったりしますね。
リーグとしてもクラブとしても安全対策や感染拡大防止対策はしっかりやっていくので、アリーナに来る事に対する恐れは極力無いように努めてきています。我々も専門家を入れて色々なガイドラインを作ってきたので、今の社会的にクリアできるレベルのガイドラインにしてきている形です。それを信用して、安心して来場していただきたいです。

しかしながら、高齢者の方やお子様を連れているご家族など、心配で足を運ぶことができない方もたくさんいらっしゃると思います。こういう状況だからこそ、バスケットLIVEとかスポーツナビなどの映像に関するクオリティを上げています。それは私がチェアマンに就任した最初に「B2のクオリティを上げる」ということでカメラの台数を増やし、実況も付けました。昨シーズンまでのB1と同水準のクオリティを出せるように映像部門に投資をしました。

B2のファン・ブースターでも、アリーナに来れなくても視聴体験でかなり楽しんでいただけるようになっているはずです。アリーナに来ていただける範囲で是非来場してもらいたいですし、来られなくても視聴を通してゲームを観ていただくことがクラブの支援にもなります。どちらにせよ、ファンとしての大きな力になってくる。

また、リーグとしての今シーズン配分金とかにも視聴者数というのを最重要のKPI・KGIに設定しています。例えば、アリーナに来られなくても茨城の試合を視聴体験して観ていただければ、リーグとしては支援を厚くするというようにしました。例年は入場者数が重要数値です。アリーナに来られても来れなくても同じ応援に形なので、「観て応援していただきたい、できればアリーナに来ていただきたい」という想いでいます。

さぁ、いよいよ開幕するBリーグ。
新たなスタイルでの5シーズン目という節目となるシーズン、こういう時だからこそ、バスケファミリーが一丸となって今まで以上にHANDS UPして盛り上げていこうではないかと思う。
準備はいいか?いよいよ、待ちに待ったBリーグが僕らの元に帰ってくる。

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