3月28日(土)に栃木県・宇都宮市のブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)で開催された、NBL2014-2015レギュラーシーズンの一戦。
リンク栃木ブレックスvs和歌山トライアンズ
ゲームは100-57のスコアでリンク栃木ブレックスが勝利を収めた。
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今回は勝利を収めた、ゲーム後に収録した、リンク栃木ブレックスの3人のプレーヤー達の声をノーカットでお届けしていきたい。
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■リンク栃木ブレックス #32 ライアン・ロシター
-今日のゲームを振り返って
いつでも勝利というものは良いものですし、今日は全選手がコートに立てて、全選手とプレーできたので、とても良い試合でした。
また明日、もう一試合あるので、しっかり準備して明日に備えたいと思います。
-今日達成したトリプルダブルに関しては、どう感じていますか。
人生で初のトリプルダブルなので、とても嬉しいです。
終盤まで特に意識していなかったんですけれど、最後の方でアシストが9個だという事が分かって、何とか渡邉選手のシュートが決まって良かったです。
-いつもは20PTS位のアベレージでゲームを終えている感じがしましたが、今日は周りを活かそうとする動きが多く見えました。その辺の意識はあったりしたんですか。
ゲーム序盤に相手が自分に対して、ダブルチームを仕掛けてきたのが分かっていたので、そういう状況を見てパスを味方に捌いた結果が、そういう事になったので。
自分達はチーム全体的にとても謙虚でボールをシェアしていくので、自分が自分がというよりは、しっかりボールをシェアして行くチームなので、自分が何得点決めるというのは特に意識はしていないですね。
とにかくチームとして勝てれば、それが一番だと思っているので。
そういった考えの中で、相手のディフェンスの状況を見てプレーした結果だと思います。
-バローン選手が怪我から復帰して数試合経過しましたが、お互いの感触というのは如何ですか。
とてもバローン選手とプレーするのは、とても楽しんでいますし。
怪我して復帰したばかりの状況なので、プレーオフに向けても彼にプレータイムを与えて、怪我する前の状態、それ以上の状態に持って行けるようにして行きたい。
プレータイムを与えて、実戦を踏んで、プレーオフに向けて良い形で臨めるように持って行きたいと思っています。
-今日のゲームを振り返って
現在下位のチームとの対戦という事で、トライアンズの方は何も失う事も無く、向かってくるというのを念頭に置いて、プレーしました。
最初から失点を少なくして、早い展開でシュートチャンスを作って、得点を取りに行くという事が実行できたのではないかなと思います。
-前節の広島ドラゴンフライズ戦のように前半相手にやられてしまった感が無く、今日は40分間しっかりとプレーできたと思うのですが、実際どうでしたか。
そうですね。前節の広島戦は、ああいった展開になって、最後逆転しましたけれども。
あのゲームはあのゲームで、プレーオフに向けて対戦する相手の可能性もあったので、勝ち切れたという事は非常に良かったです。
ああいう展開はプレーオフになれば、もっと激しくなりますし、そういった展開が再び起こるとは無いとは言い切れないですし、追い上げて最後勝ったと言うのは非常に大きいですけど。
今日のゲームは相手はプレーオフ進出が絶たれ、自分達はプレーオフ進出が決まっている状況。
そういった意味では40分間自分達のバスケットが出来たのはそうですけど、僕たちはプレーオフに出て、チャンピオンになるという明確な目標がある中で、今日プレーしていましたし。
そこは差を付けないといけない状況だと思っていましたから、今僕たちは目標がしっかり明確にチームとしてある中で、プレーオフに出てチャンピオンになるという姿を明確に見せないといけないと感じていました。
残りのゲームも、そういう気持ちでプレーしないと、プレーオフで我慢強さとかが出てこないと思うんで。
そういうモノを残りゲームで更に作って行ければと思っています。
-今日はベンチメンバーが多く起用されて、その中で結果も残した形でしたが、ご自身も最近では”6th Man”として出ている状況です。どのような部分をポイントにおいてコートに立っているのか。更に今日のゲーム、その中で収穫に思えた部分があれば、教えてください。
僕自身は、6th Manで出ようが、スタートで出ようが、違いはありますけれども、関係なく思い切ってプレーしています。
流れが良くなかったら、それを断ち切るべきだし、いい流れで来ていれば、それを崩さずに更に良くする。
しっかり準備をしながらゲームに臨むという事を、6th Manになってからやっていますし。
今は遠藤選手がスタートで出ていますけど、彼はディフェンスとかもハードに行うし、誰が出ても同じような力があると思うので。
今日観てもらって分かったと思いますけど、全員が得点を決めれますし、ハードにディフェンスできるので、日頃から全員が全員ハードに練習していますし、練習だけじゃなくてもトレーニングもしていますから。
僕も誰が出ても、皆が活躍できると思っているので。
ベンチメンバーの活躍が嬉しいというか、僕もベンチメンバーなので、何とも言えないですけど(笑)
こういう形で皆がしっかり活躍できるので。
それはプレーオフに向けても良いと思いますし、チームとしての土台がしっかり出来ていると思いますね。
(ここで渡邉選手ご自身、「ぼく、しっかり言えてました?(笑)」とメディアクルーに確認をしておりました。)
-ゲーム終盤、ロシター選手のパスで、渡邉選手が3Pを決めた場面。彼がトリプルダブル達成した瞬間でしたが、決めた後に二人とも分かっていた感じが見えたが、それはもちろん分かっていた感じでしたか。
そうですね。3P始まったくらいで7AST位しているみたいな事を彼が言っていて。
そこから数えて行ったら、そこからロシター選手も凄くパスしたがっていたから、「あっ!そうなんだな」という事に気づいて。
結局、あの瞬間、自分がハンドオフしてもらって打った所も、彼も打って欲しかったというのは勿論、ベンチから打ってやれみたいな声が聞こえてきて。
自分の方が入れなきゃというプレッシャーで、とても緊張しましたけど(笑)
結果的に良かったと思います。
前にブレントン選手もトリプルダブルを達成したし、良い状況だと思います。
-今日のゲームを振り返って
出だしから自分達のバスケットをしようとチームで話をして、相手のリズムではなく自分達のリズムでゲームを支配しようという話でゲームに入りまして。
点数を見れば分かると思いますが、自分達のバスケットで終始圧倒出来たかなというゲームでしたね。
-今日はプレーイングタイムも多かったと思いますが、コート上に立っている時に気を遣ったりした部分はありますか。
ディフェンスの所で、ディフェンスを一生懸命やるという事が自分のベースとしてあるので。
それを一つ明確にする事によって、自分の中でもいい流れが出来てくると分かっていたので、今日はディフェンスの所を意識して、ハードにやろうと思っていました。
-ディフェンスに関する手ごたえは。
良い部分もあれば、やっぱりまだまだ経験不足などでミスとかもありましたし、まだまだ練習しないといけないなというのが率直な意見です。
-良かった部分と悪かった部分、具体的に教えて頂けませんか。
積極性は良かったと思いますけど、最後のフィニッシュの仕方であったりとか、ボックスアウトとか状況判断が悪い感じでしたね。
行かなくていい所を行ってミスしたりとか、そこは自分自身を見つめて行きたいと思います。
-リンク栃木ブレックスというチームを選んで一年経ちましたが、率直にこの一年をどう感じていますか。
最初に思っていたのは、契約の時の状況よりも、アウェイにチームとして帯同したりとか色々あって。
今思い返せば、右肩上がりなのかなと思っています。
こんなにベンチ入って、ゲームに出てという感じは、あまりないのかなと思って、入団を決意したんですよね。
でも、コーチの意向もあって、そういう部分でベンチからでもゲームに絡めている事は、良かったかなと思いますね。
-プレーヤーとしてゲームで使ってもらえているという事は、自身のバスケット人生の中で全然違いますか。
今のコーチのバスケットが自分自身に合っていると言いますか、走ってアグレッシブに行って、ディフェンスをしっかりやってという感じで。
だから結局、高校時代は走るバスケットをしていて、大学時代はディフェンスのバスケットをしていて。
そして今は、どっちも必要なバスケットをしている。
コーチもディフェンスという部分を評価してくれているので、そういう意味では良かったなと思っていますね。
-非常にチームの雰囲気は良さそうですが、プレー面でウイングポジションというと、チーム内のライバルが多くて、勉強する部分はたくさんあると思いますが。
自分自身が一番成長できると思って選んだのが、ブレックスなので。
本当に日々勉強で、練習中も古川選手とマッチアップする事が多くて、やっぱりフィジカルは強いし、実力だったり判断力だったり、全てにおいて自分より上なので。
今は食らい付いていくというか、練習中にどう対峙して判断してプレーしたらいいのか、結果ですが圧倒的にやれますが(笑)
練習中から色んな事を本当に試行錯誤しながら、色々と考えながら、プレーしていて。
あとは他の選手のプレーを見て勉強する部分も多くありますし、佐々ACや安齋ACに練習後にシューティング練習やゲームライクな個人練習をしてもらっていて。
こういう部分ではこういう動きとか、本当に細かい動きをアドバイスしてもらっていて、個人スキルというのを教えてもらっているので、
練習では他のプレーヤーを見ながら勉強して、練習前後ではACが時間を掛けて面倒を見てくれているし、本当に日々充実していますね。
-大学時代のチームメイトや他の大学の同期が先に活躍したりもしていますが、少しずつ追いつけ追い越せという気概はあるんじゃないですか。
でも、今の時点で自分がスタメンだ!という気持ちが必要なんですけど、NBLという世界に入る時に3年目が勝負かなと思っていて。
大学の時も1・2年は個人スキルだったり身体づくりだったりを大きくして、3年目から勝負かなという思いで、3年目にケガをしちゃったんですけども。
4年目で、まぁまぁという感じだったので。
それと同じような感じで、自分そういう人間なんで(笑)
今はコツコツコツコツと努力を積み重ねて、一気に上に上がる感じで。
今は焦らずに、自分が今出来る事をやるというのを徹底して、同期の活躍とか見ると「あぁ~」とか思う所もありますけど(笑)
待て…待て…と自分で自制して我慢して、そういう気持ちを練習のモチベーションだったりとか、日々の生活に当てて、3年目が勝負かなと思いますね。
(その後、15分くらい色々な話をして、ウェアの洗濯を自身でする事になってしまった須田選手。申し訳ありませんでした…)
今回の最後も #028 ブレッキーくんの笑顔でお別れとなります。
プレーオフ、そしてチャンピオンシップ奪還に向け、非常にチーム状態のいいブレックス。
この後もリーグで注目していかないといけない存在である。
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