全ては、ひとつしかない頂点に立つために。
全ては、5月24日(日)聖地・有明コロシアムで紙吹雪を浴びるために。
全ては、チャンピオンシップトロフィーを高々と掲げるために。
全ては、最後にスポットライトを浴びるために。
そして、誰もが味わえない最高の気分を自分のものにするために。
ついに始まる“SURVIVAL”
カテバテンゴク、マケレバジコク。
壮絶なる男たちの闘い。
プライドを掛けた男たちの闘い。
世の中がゴールデンウィークで気分が高揚する中、闘う男たちは準備をし続けている。
“ターキッシュ エアラインズ bjリーグ 2014-2015シーズン PLAYOFFS”
ついに開幕!
各カンファレンス、レギュラーシーズン8位までに入ったチームが5月2日~4日のファーストラウンド、5月9日・10日のセミファイナル。
そして、一発勝負の真剣勝負。
5月23日・24日での聖地・有明コロシアムでのFINALSを経て、ひとつのチームだけがリーグ創設10年目の記念すべきチャンピオンシップを獲得する事が出来る。
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■イースタン・カンファレンス ファーストラウンド
秋田ノーザンハピネッツ(1位) vs 群馬クレインサンダーズ(8位)
・5月2日(土)18:00 TIP OFF
・5月3日(日)14:00 TIP OFF
・会場:秋田市立体育館
昨シーズン、有明で最後の最後でチャンピオンリングを獲得できなかった、秋田ノーザンハピネッツ。
その借りを返すために戦い続けた、今シーズン。
シーズン途中にエースPGでもある、#8竹野が前十字靭帯断裂の大怪我を負い、離脱してしまった。
しかし、ベテランの#2水町を中心に#1内村も成長し、更には#15ロビーや#5田口もゲームコントロールに参加し、チーム全体で不安を払しょくした。
そして何と言っても素晴らしいフィジカルとクイックネスを兼ね備える、#23スティーブンスのオールラウンドな動きは必見であろう。
ベスト5にも選ばれた田口・ロビーのコンビは本当に決まり始めると止まらない。
そこに#14大塚がゾーンに入り始めるとチームは乗ってきて、誰も止められない状況になる。
一方のレギュラーシーズン最終戦、劇的な勝利でプレーオフ進出を掴み獲った、群馬クレインサンダーズ。
NBAでの指導経験が長い、チャーリー・パーカーHCの緻密で細かいバスケットがシーズン序盤はなかなか機能しなかったが、シーズンが進むにつれてチームケミストリーも出来、良いバスケットが展開された結果がプレーオフ進出の結果となったであろう。
そして、NBAでのプレー経験も長く、チャンピオンリングも獲得している#33イーライの存在は大きい。やはりゲームを読む力が非常に高く、ペイントエリアでの巧みなプレーはNBAプレーヤーだという感想を持つ。
更にエースの#32ディクソン、彼は持っている男だ。勝負所での決定的なスコアリングはチームを何度も助けてきた、リーグでの経験豊富で勝負強さもある。
そして、シーズン途中に天国へ旅立ってしまった彼との約束の為にチームは闘うであろう。
この両者、レギュラーシーズンは4勝0敗でハピネッツという結果だが、実はシーズン序盤で戦っただけでデータとしては、なかなか参考にはならない。
ポイントはサンダーズの日本人プレーヤーのスコアリング、そしてハピネッツ#23スティーブンスを止められるのかであろう。
岩手ビッグブルズ(2位) vs 福島ファイヤーボンズ(7位)
・5月2日(土)18:00 TIP OFF
・5月3日(日)14:00 TIP OFF
・会場:岩手県営体育館
王座奪取。
これを今シーズンのキーワードに闘い続けた、岩手ビッグブルズ。3年目の桶谷 大HCは並々ならぬ闘志で今シーズンを迎えた。
エース#10ランダルはゲームの全てを決める事が出来る存在だ、そして昨シーズンプレーオフ敗退で涙を見せた#21ブラッグレッジ。
彼ら二人の今シーズンに掛ける思いは、とてつもないであろう。
そこに成長著しいアグレッシブなプレーが持ち味の#34小野寺、シーズン終盤により積極性が出てきてスコアを重ねている#8月野、巧みなゲームコントロールでチームを指揮する#33与那嶺。
トライアングルオフェンスを基本に、何と言ってもディフェンス力で勝負してきたビッグブルズ。
そこに今シーズン日本人フォワードの#9仲西・#12寒竹が揃うという、ディフェンス力が半端ない強力な日本人ラインナップ。
タレントは本当に豊富であることは間違いない。
一方の福島ファイヤーボンズは、MIPを獲得した#4狩俣、エーススコアラーの#12ジョーンズ3世が中心のガードから崩していくタイプのチーム。
彼ら2人が20点前後のポイントを獲得して行けば、アップセットという事が実現する可能性が高いと考えられる。
そして、良い所でアウトサイドを決めていく#35村上は怖い存在である。
彼が決めるとチームにリズムが出てきて、インサイドでも起点が生まれてくるのである。
そこに#34ヒューズの高さが活きてきて、より躍動感のあるバスケットになっていくのである。
リーグ参戦初年度、更には若いプレーヤーが多いというフレッシュさを考えると、流れに乗ったら怖い存在だ。
この両者、レギュラーシーズンは3勝1敗でビッグブルズという結果。
ファイヤーボンズの若さあふれるバスケット、一方のビッグブルズの鉄壁なディフェンスバスケット。
両者は対照的な2チームなのである。
ファイヤーボンズの得点が60点未満になるか、はたまた70点以上になるのか、これがゲームを分けるキーポイントだ。
仙台89ERS(3位) vs 青森ワッツ(6位)
・5月2日(土)18:00 TIP OFF
・5月3日(日)14:00 TIP OFF
・会場:仙台市体育館
シーズンMVP・#1ジョンソンを中心にリーグNo.1と言っていい外国人ラインナップと、それぞれ特徴がある日本人を揃えて、久しぶりのプレーオフに帰ってきた、仙台89ERS。
河内 修斗HCが組み立てる細かいチームディフェンス、インサイド・アウトサイドのバランスを重視したゲーム展開でシーズン3位でのプレーオフ進出。
#1ジョンソンは本当に誰も止められないスコアメーカーで、更には周りを活かすのが本当に上手い。そこに#41ホワイト、216cmのハイタワー#0デービス、NCAAトーナメントでチャンピオンリングを獲得したチームの絶対的な大黒柱#44モスと外国人だけ見るとリーグ最強であろう。
彼が縦横無尽にコートを支配して行くと一気にナイナーズのペースになり、どんなに得点差が開いても逆転して勝利を収める結果となって行った。
そこに並々ならぬハートでプレーオフに臨むであろうベテランの域に達してきたPGの#4志村、日本一早いモーションで3Pをリングに沈めていく#14佐藤。
シーズン序盤は苦しんだが、あの同期の彼との約束を果たすために初のプレーオフに臨む#11和田もディフェンスでチームに流れをもたらす。
#6菊池の成長はこのチームにとっては忘れてはいけない、彼のインサイドでのディフェンスは何度もチームを助けてきた。
攻守にバランスが取れた、ティナ軍団がいよいよ反撃の時に出る。
一方の青森ワッツ、戦略だったハーフコートバスケットが持ち味で、バスケ玄人にはゾクゾクするようなチームプレーを見せていく。
何と言ってもインサイドとアウトサイドのキープレーヤーを忘れてはいけない。
ペイントエリアのしなやかさに加え、アウトサイドシュートも上手い#42ポマーレ、そして帰ってきた男にしてチームの攻守の要でもある#33クライバー。
彼ら2人を中心にゲームが展開されていくが、味方を上手くフリーにして、良い形でオフェンスをフィニッシュして行く。
出来るだけ早い展開ではなく、時間をしっかり使い、相手のバスケIQを擦り減らす形で徐々にダメージを与えていき、最後には勝利を収めるバスケット。
日本人にも良いアウトサイドシューターがいる、それが#7北向と#14高橋だ。
2人ともいつの間にか30代に達しているベテランプレーヤーだが、ゲームを読み、的確にリングにシュートを沈めていく姿は、本当に相手にとっては恐ろしすぎるのである。
なんと1週間前のレギュラーシーズンで対戦した両者が、今度は仙台で再び激突するのである。
ナイナーズが通算成績は4勝0敗だが、最後の対戦はオーバータイムに縺れ込む接戦だった。
ナイナーズの早い展開のバスケットと、ワッツの巧みなハーフコートでのコントロールバスケット。
両者の持ち味、どちらかがコートに顕著に表れた瞬間に、このシリーズは決まっていくのであろう。
新潟アルビレックスBB(4位) vs 富山グラウジーズ(5位)
・5月2日(土)18:00 TIP OFF
・5月3日(日)14:00 TIP OFF
・会場:新潟市鳥屋野総合体育館
強烈なアウトサイドシュートを相手リングに次々と沈め、今シーズンもギアをシーズンが進むにつれてあげてきた、新潟アルビレックスBB。
そのアウトサイドシュートが決まり始めると、インサイドにいい形で起点が出来、相手ディフェンスがなかなか付きにくいという状況になる。
チームの中心は#1ケネディの存在だ、チームのトップスコアラーでもあり、クイックモーションでも相手ディフェンスが付いていても、容赦なく沈めていくアウトサイドシュート。
これは本当になかなか止められない。
注目すべきなプレーヤーはもう一人いる、#15サリバンの存在だ。スコアをインサイドで重ねていくのは勿論の事、チームを支える縁の下の力持ちと表現するのが相応しいと思うが、リバウンド・ディフェンス・スティール・ブロックと相手にスコアをさせない為の仕事を素晴らしい働きで実行して行く。
彼の存在がこのチームの勝利数が重ねられていった要因の一つであろう。
そして、日本人アウトサイドプレーヤーは強烈である。
#13小松、#23佐藤、#32池田の3人のアウトサイドシュートは一気にゲームの流れを変え、ゲームのイニシアティヴを自分達の方にもたらす最強の武器なのである。
一方の昨シーズン、初の聖地・有明コロシアムの経験した富山グラウジーズ。
ボブ・ナッシュHCが植え付けた、アメリカ仕込みの1対1で負けないアタッキングバスケット、ファンダメンタルを大切にするバスケットは多くの日本人コーチに見てもらいたいと思う位、精度の高いバスケットである。
もうお分かりの方も多いと思うが、#0藤江・#9水戸・#31城宝の日本人トリオは、見る者を彷彿とさせる圧巻のプレーを次々と見せていく。
スコアは勿論の事、ディフェンスでも激しいプレッシャーを掛け続け、相手のミスを誘うという技術がこの3人には兼ね備えられている。
そして、ペイントエリアでもミドルエリアでも何でもこなせる#34ウィラード・#47ワーナーの存在は本当に大きい。
フィジカルが本当に強く、リバウンドはこの二人からは取れないんじゃないかと言う位の技術と読みがある。
ペイントエリアで安心して見ていられる二人だ。
キーポイントになるのはバックアップメンバーの存在、負けられない戦いで主力メンバーのトラブルがあった時に、いかに同じバスケットを展開して行けるのかというのが短期決戦で重要な部分になる。
有明を経験したチーム力を発揮できるのかを楽しみにしたい。
レギュラーシーズンでは4勝0敗でアルビレックスがスウィープしている。
しかし、同じ北信越の雄。
戦い方を知っている両者が、いかに相手に気持ちよくスコアをさせないかという部分が本当にキーポイントになるであろう。
ポイントはアウトサイドシュートをいかに気持ちよく打たせないかという事である。
■ウエスタン・カンファレンス ファーストラウンド
京都ハンナリーズ(1位) vs 高松ファイブアローズ(8位)
・5月3日(日)17:00 TIP OFF
・5月4日(月)14:00 TIP OFF
・会場:ハンナリーズアリーナ
44勝8敗、リーグ史上最高勝率を今シーズン塗りかえ、プレーオフに臨んでくる京都ハンナリーズ。
何と言ってもハンナリーズは、チームバスケットの完成度の高さ・誰もが同じバスケットができるという事に尽きるであろう。
チームにはエースという人間が必ずいて、そのプレーヤーを軸にプレーを進めて行ったりする。
しかし、このチームの場合、日替わりでヒーローが出て活躍したり、重要な局面でBig Playをして勝利に導いたりしている。
オフェンスでは全員がコート上で止まる事なく、チームでオープンなプレーヤーを見つけ、フィニッシュに繋げていく。
その中心になるのは#2ウォーレンであろう、チームの精神的な支柱でもあり、プレーでもチームを前に進めていく。
圧倒的なペイントエリアでの強さと、アグレッシブにリングにアタックしていく姿はブースターに勇気を与えている。
大ベテランとも言っていい、#32フォーハンケリーの存在も忘れてはいけない。
インサイド・アウトサイド、どちらでも器用にプレーし、重要な局面で結果をしっかり出して、攻守両面でチームの中心となっている。
ゲームコントロールするプレーヤーも多彩で、自らのドライブで相手ディフェンスをかき回す#9綿貫、忠実なプレーが持ち味の#17日下、そしてどこからでもスコアできる能力を兼ね備える#0瀬戸山と非常に面白い陣容となっている。
リーグNo.1と言っていいチーム力を従え、悲願のチャンピオンシップを狙っていく。
そのハンナリーズに挑むのは、久しぶりのプレーオフに帰ってきた、高松ファイブアローズ。
様々な苦難を乗り越え、頂点を掴む為の戦いの権利を得て、アップセットを狙う。
このチームの特徴は、粘り強さだ。
我慢して我慢して一瞬のチャンスを掴み取り、自分たちのゲームペースに持ち込んで、勝利を手中に収めるのである。
特にオフェンス力が光っていて、そのオフェンスでの爆発力は本当に怖い。
その起点になっているのはファイブアローズの絶対的エース、#4ライオンズだ。
彼が次々とタフショットやビッグショットを決めて、チームは一気に流れに乗るというのが非常に多い。
ディフェンスでも鋭い読みが持ち味で、重要な場面でのスティールもチームを勝利に導く大きな力となっている。
そんな中で非常にポイントになるのが、以前同じチームでコンビを組んでいた、#34薮内と#17パケットの二人の活躍。
非常に息のあったプレーも多く、インサイドとゲームの司令塔として、この二人がチームをしっかえい牽引していくと、コートがアローズの時間帯になっていくであろう。
この2チームの対戦は3勝1敗でハンナリーズがリードしている。
この1敗というのが非常に注目すべきところで、クロスゲームで我慢の展開が続くと、ファイブアローズにもチャンスが出てくる。
キーポイントはディフェンスで、どちらがどこまで我慢できるのかであろう。
琉球ゴールデンキングス(2位) vs 大分ヒートデビルズ(7位)
・5月2日(土)13:00 TIP OFF
・5月3日(日)13:00 TIP OFF
・会場:沖縄市体育館
昨シーズン王者、琉球ゴールデンキングス。
メンバーも昨シーズンとほぼ変わらず、Back to Backという非常に難しいと言われる2連覇に挑んでいく。
勝率も京都ハンナリーズと1敗差で、今シーズンも非常に攻守ともにバランスも良く、活躍すべきプレーヤーが活躍し、その他のプレーヤーも自分のやるべき事をしっかり遂行していく。
アグレッシブなディフェンスとオフェンスで、ゲーム最初から相手を圧倒していく姿と、ギアが一段と上がった時のチームとしての強さは、本当に魅力的である。
何と言っても、昨シーズンプレーオフMVPでチャンピオンシップを掴んだ瞬間に涙を流し、感情を前面に出した#14岸本。
アウトサイドシュートだけではなく、激しいディフェンスで相手のオフェンスのリズムを崩していく能力は素晴らしいものがある。
そして、絶対的なエースでもある#5マクヘンリーは、今シーズンは周りをより活かし、ゲームコントロールの能力が一段と上がっているような気がしている。
ベンチから出てくるメンバーも豪華すぎる。
アメリカ仕込みの超アタッキングバスケットスタイルで、強引にでも相手を抜き去り、さらに置き去りにして、スコアを決めていく#3並里。
とてつもない高い判断力でゲームの流れを読み取り、数々のクラッチシュートからフィニッシュを決めていく、最優秀 6th Manに輝いた#2バーンズ。
攻守ともにバランスが非常によく、ディフェンスで相手を一気に止めた瞬間に、短い間でゲームを決めていくチーム力は昨シーズンチャンピオンシップを獲得した時以上のものがあるであろう。
#8大宮の高さとバスケットIQの高さはプレーオフで非常に大きいウェイトを占めるであろうし、高卒ゴールデンルーキーの#13津山も重要な局面で大きな仕事をしてくれるかもしれない。
チームとしての、”団結の力”が今、試される時である。
そして、今シーズン終盤にチームとして大きな決断を下し、最後のプレーオフになるかもしれない戦いに挑んでいく、大分ヒートデビルズ。
そんな苦難の時にバスケットボールの神様は、大きな力と運をもたらすと言われている。
経験豊富な日本人プレーヤーを多く揃え、状況判断に長けていて、タフなチームである事は確かである。
日本人屈指のアウトサイドシューターでもある#1清水、変幻自在のゲームコントロールで相手を惑わせて自らのチームにリズムをもたらす#2澤岻、そして強靭なフィジカルで相手を圧倒していく#10波多野。
この日本人プレーヤー3人が柱としてチームを牽引し、誰かが活躍していくとチームケミストリーがより高まり、勝利を収めている。
外国人プレーヤーもセルフィッシュな部分が少なく、チーム全体で勝利を収めていこうという事が非常に顕著に見える。
そこにチームの切り込み隊長#34大城がコートをかき回し、チームのスペースができ、他のプレーヤーが非常にいい形でフィニッシュを決めていく場面も多くある。
ベテランが多い中でも闘争心むき出しで、ディフェンスでも巧みに相手のミスを誘い、気持ち良くプレーさせないのも特徴的だ。
経験の二文字で、満員の沖縄のアリーナを静かにさせる事ができるのか。
琉球ゴールデンキングスの3勝1敗でレギュラーシーズンを終えているが、3月に対戦した際には最後まで分からないクロスゲームの展開が続き、1勝1敗だった。
クロスゲームになった瞬間、お互いの経験による、ゲームを読む力が非常に勝敗を左右した事は間違いない。
キングスとしては早くゲームを決めたい、デビルズとしては最後まで集中して我慢をして一瞬の判断でゲームを決めたい。
勿体ないミスがこのシリーズの大きな鍵となるであろう、そのミスが少ない方が上に進んで行く。
浜松・東三河フェニックス(3位) vs 島根スサノオマジック(6位)
・5月2日(土)18:00 TIP OFF
・5月3日(日)13:30 TIP OFF
・会場:アミューズ豊田
3位ではあるが、41勝11敗という素晴らしい成績を残し、プレーオフに進出してきた、浜松・東三河フェニックス。
攻守両面でバスケIQが高い、本当に頭のいいプレーヤーが揃っているチーム。
状況判断に優れ、更には高さを活かすとかではなく、インサイドに起点を一回置くが、チーム全体でどこからでもスコアが取れるチーム。
#22チャーローの爆発的な攻撃力は、リーグ屈指であろう。
3Pもペイントエリアでのポストアップもドライブも、本当に力強く、どこからでもスコアをしっかり決められるプレーの数々はチーム全体にパワーをもたらしてきた。
もう一人、強靭なフィジカルで爆発力のある攻撃をコート上で見せているのが、#5アシャオル。
彼もチャーローと同じタイプのプレーヤーで、この2人が大活躍した瞬間にフェニックスは誰でも止められない状況になる。
ここにリーグ屈指のスマートなプレーヤーで、数々のチームが獲得したいと言わせている、オールラウンダー#20マーリーの存在がある。
ガードポジションでありながら、スマートである部分から勝負処でのリバウンドやスティールも多く、ファンを唸らせるプレーヤーなのだ。
ここにどんな時でも冷静なプレーでチームを牽引する、日本屈指のスマートなプレーヤー#11岡田がいる。
忘れてはいけない、大ベテランのクラッチシューターで献身的なプレーでチームに勢いをもたらす#3大口の存在は非常に大きい。
シーズン序盤はどん底を味わい、それでも見事にシーズンが進んで行くにつれて、波に乗ってプレーオフを勝ち取った、島根スサノオマジック。
徐々にチームケミストリーも上がり、そこに勝利という二文字が付いてきた勢いのあるチームであるだろう。
シーズンで2チームあったと言ってもいいような感じかもしれない。
チームは日本人と外国人の二枚看板を中心に、その2人にマークが集中しても、他の選手がしっかり結果を残していく。
その二枚看板、まずは#1山本。独特なリズムでゲームをコントロールしながら、隙あればスコアメイクをしていく、いい意味で曲者なプレーヤー。
相手にとっては、何を次するのか予測がなかなか付かないプレーヤーであるため、ディフェンスが付きにくい。
そしてもう一人は、#4チャップマンである。
数多くの大舞台を経験し、勝負強さが持ち味のシューターは、スサノオマジックの窮地を何度も救ってきた。
ここで得点が欲しいという時に確実にシュートを決めていくあたりは、さすがという言葉に尽きるであろう。
そこに#9メリエックスと#11ウェザースプーンというインサイドプレーヤーがいい場面でリバウンドをしっかりもぎ取ったりスコアをメイクしたりと結果を残し、二枚看板をより引き立たさせてきた。
日本人プレーヤーの中では高さのある#41高田と#55横尾の存在もチームにとっては大きい。
レギュラーシーズンは4勝0敗で浜松・東三河フェニックスでスウィープしている状況だ。
キーポイントは、いかにフェニックスの爆発的のあるオフェンスを抑えられるのかという部分になる。
2月に対戦した際にはフェニックスのスコアが90点以上となり、オフェンシブになって、点差が開いた形となった。
ディフェンスで我慢してロースコアのゲームになった瞬間、スサノオマジックのチャンスが見えてくる。
滋賀レイクスターズ(4位) vs 大阪エヴェッサ(5位)
・5月2日(土)14:00 TIP OFF
・5月3日(日)13:00 TIP OFF
・会場:滋賀県立体育館
シーズン終盤にプレーオフに進出する同カンファレンスの対戦し、4勝2敗で切り抜け、ホームでプレーオフを迎える、滋賀レイクスターズ。
レギュラーシーズン最終戦で敵地・沖縄で勝利を収め、勢いがあると言っていいであろう。
そのゲームの勝因は相手のオフェンススコアを60点に抑え、自分たちのオフェンスのリズムをディフェンスから生み出し、相手を突き放したからである。
それがチームの持ち味で、チームが考える理想のゲーム展開でもあり、生命線なのである。
オフェンスでは自分たちのボールをプッシュして、早い展開で相手ゴールに向かってボールを運び、スピーディーな攻撃を見せる。
ハーフコートではボールを素早く回し、相手ディフェンスの陣形を崩して、スペースを作っていく。
チームのエースは#14ウッドベリー、鋭いドライブが持ち味で相手ディフェンスを強引にでも切り裂きスコアして行けば、アウトサイドでもタイミング良くシュートを放ち、相手のディフェンスがなかなか付きにくいプレーヤー。
そして、#4パーマーの存在を忘れてはいけない。彼の強い気持ち、強い魂は全てのものを魅了し、感動させ、コート上の彼の姿に全てのものが集中する。
ボディバランスが非常に卓越しており、どんな厳しいタフな体勢でもねじ込むシュートに、感情を剥き出しにして戦う姿はチームを鼓舞している。
そこに二人のクラッチシューター、#0ニクソンと#1岡田がオフェンスリズムを更に作って行くのである。
一方の大阪エヴェッサ。攻守ともにスピーディーな展開を持ち味にしており、トランジションも速く、瞬き厳禁なバスケットが持ち味。
シーズン終盤にケガ人が多く出ており、なかなか厳しい戦いが続いたが、そのケガ人が戻って来れば、非常に怖い存在である。
勢いに乗せたら止まらないチームで、短い時間でコート上を自分たちのものにしていく。
#23ドラードが攻守の中心で、独特なリズムとスピードで相手を惑わせ、自らのプレーしやすいスペースを作り、更にはリングに近い場所でスコアを重ねていく。
アウトサイドのタッチも非常に良く、彼を止めることができないと相手は苦しいバスケットを行うことになってしまう。
そこにスピードスターの#15ターバーが、チームの持ち味でもあるトランジションの速さを牽引し、リズムが出てくるとエヴェッサのペースになっていく。
更にはシーズン通してどんどん成長して新人王を獲得した、関西のカレッジのスコアリーダーだった#18相馬がアウトサイドで持ち味を発揮していき、名門・青山学院大学で培ったスピードと素晴らしいゲームコントロールと持ち味の負けん気で、司令塔となり、アグレッシブにゲームをコントロールする#32畠山がいる。
若い二人のガード陣に、アグレッシブなバスケットを行うだけに加え、スコアラーとしても著しい成長を遂げた#1今野がゲームを読み取り、全体をコントロールする。
勢いがあるだけに、ディフェンスで相手にいい形を作らせなければ、一気にゲームを支配し、勝利をもぎ取っていくであろう。
この関西の雄が戦ったレギュラーシーズンは、2勝2敗のタイなのである。
しかも、クロスゲームもあり、一気に相手を突き放したゲームもありと、非常に予想が付きにくい対戦となった。
相手の勢いやペースをいかに短い時間で止め、自分たちのペースに持ち込んで行くか。
これが非常にシリーズのポイントになるであろう。
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今シーズン全てのプレーヤーが目指して戦ってきた、レギュラーシーズン。
いよいよ本当の戦いが始まる。
Road to CHAMPIONSHIP!!!
The survival starts HERE!!!
さぁ、GWはアリーナに行こう。
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TURKISH AIRLINES bj-league OFFICIAL HP
TURKISH AIRLINES bjリーグ 2014-2015シーズン FINALS Special HP