10年目の聖地でのラストダンス。ついにドラマが始まる。 〜 ターキッシュ エアラインズ bjリーグ ファイナルズ 2015

  1. コラム
  2. 58 view

全ては、ひとつしかない頂点に立つために。
全ては、5月24日(日)聖地・有明コロシアムで紙吹雪を浴びるために。
全ては、チャンピオンシップトロフィーを高々と掲げるために。
全ては、最後にスポットライトを浴びるために。

そして、誰もが味わえない最高の気分を自分のものにするために。
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ついに最終決戦!
記念すべきリーグ創設10年目のラストダンスが始まる。
全てが決まる、2days!!!

ターキッシュ エアラインズ bjリーグ ファイナルズ 2015

さぁ、みなさん最高のドラマがスタートします。
重い重い大きな扉を自分たちの勝利で、こじ開けた。

“○○発⇒有明コロシアム行”

この大事な大事な、片道切符を受け取った4チームが目的駅に到着する。
この駅で “チャンピオンシップ” という大きな宝を手に入れられるのは、一つのチームのみ。
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レギュラーシーズンの戦いは、2勝2敗のタイという全く分からない状況である。
ここ最近のファイナルズは、誰かにとてつもないバスケットボールの神様から力が与えられ、主役になってきた。
記念すべき10年目のチャンピオンシップを掛けた、2日間のラストダンス。
絶対に数々のドラマが起こることは間違いないであろう。

■ウェスタン・カンファレンス ファイナル

滋賀レイクスターズ(4位) vs 浜松・東三河フェニックス(3位)
13:10 TIP OFF

滋賀レイクスターズ:遠山 公人HC(左)、浜松・東三河フェニックス:東野 智弥HC(右)

滋賀レイクスターズ:遠山 公人HC(左)、浜松・東三河フェニックス:東野 智弥HC(右)

なんとフェニックスというキーワードをまずは取り上げるわけには行かないであろう。
それはレイクスには以前フェニックスに所属し、リングを獲得したプレーヤーがいるからである。
もちろん遠山HCもフェニックスでプロチームの組織を学び、今や素晴らしい若き闘将になっている。
昔の友は、今日は敵。
既にドラマが、この時点である。

お互いにアグレッシブな細かい組織だったチームディフェンスから速い流れに持ち込みたい。
非常に似ているチームであるかもしれない。
縦へのアタックができる外国人も揃えており、バランスが取れたいいチーム同士の対決と言えよう。

何と言っても、2チームともにカンファレンスセミファイナルでアップセットを完成させてきた。
時間は空いてしまったが、自分たちのバスケットができれば、どんなチームにも勝てると自信を持って、この聖地に乗り込んできているであろう。

そこで注目されるのがペイントエリアでの攻防だ。
両チームともに力強いインサイドプレーヤーが存在する。
オフェンスという部分よりも、リバウンドをどちらが制するのかで大きくゲーム展開が変わってくる可能性がある。
チームリバウンドで、いかにコート上の5人全員がリバウンドへの意識を強く持ち、しっかり自分たちのボールにしていくのか、そこでイニシアティブが取れないとなかなか厳しいゲームになる可能性が高い。
そうなると日本人ガード陣がリバウンドへの意識を高めていかなければいけない。

そして、もう一つはチャンピオンリングを持ったもののメンタリティーだ。
既に有明での歓喜の涙を経験しているメンバーが多く揃う、両チーム。
経験を持ったプレーヤーたちが、チームをどう引っ張り、苦しい状況になった時にチームをしっかり助けていくのか。
経験は何のモノにも変えがたい、大切なモノである。
経験者がゲームでしっかりスタッツに残らない部分でも、キーポイントになるプレーをして行き始めると、ゲームは一気に一方のチームのペースになる可能性は高いかもしれない。

そしてレイクスは、キャプテンでもある小川 伸也が今シーズンで引退すると発表した。
膝の大怪我から見事なCome Backを見せたタフなプレーヤーであるが、怪我には最終的に勝てなかったのである。
チーム全員が”伸也のために”となっており、非常に熱い気持ちを持って、有明のラストダンスに臨むのである。
こういう時にバスケの神様は微笑む事があったりする。

しかし、相手はリングを知っている、チャンピオンシップを知っている、フェニックス。
何と言っても記憶に残っている人も多いであろう、あの記録。
大口様こと、大口 真洋の有明での10本の3P成功。
既にバスケの神様の存在を知っているのである、神様がすぐに見つけて微笑む可能性も無きにしもあらずだ。

ドラマだらけの両者の対決。
お昼ご飯を食べて、すぐの時間帯であるが、アドレナリン全開になり、すぐに興奮度MAXのゲームとなるであろう。

“マグニー vs ダンカー”
二人のチームキャラクター対決にも注目して行きたい。
果たして、彼らは既に有明に来ているのか?
これも重要なポイントになるであろう。

■イースタン・カンファレンス セミファイナル

秋田ノーザンハピネッツ(1位) vs 岩手ビッグブルズ(2位)
17:10 TIP OFF

秋田ノーザンハピネッツ・長谷川 誠HC(左)、岩手ビッグブルズ・桶谷 大HC(右)

秋田ノーザンハピネッツ:長谷川 誠HC(左)、岩手ビッグブルズ:桶谷 大HC(右)

因縁の対決が再び、このチャンピオンシップを掛けた戦いで実現した。
プレーオフを含めると、今回で3度目の対決となる。
この2チームは対照的だ。

ハピネッツの攻撃力 vs ブルズのディフェンス力

もうキーポイントはディフェンス、これしかない。
大舞台ではなかなかシュートは、水物になる可能性は非常に高い。
前日練習でタッチが完璧に最初から合うというのは、なかなか難しいものだ。

ブルズの持ち味でもある、相手のストロングポイントを徹底的に潰すディフェンスからのファストブレイクやアーリーオフェンスが出始めると、ブルズが一気に流れを持っていくであろう。
ハピネッツがブルズのディフェンスを打ち破れば、圧倒的な攻撃力でハピネッツが一気にゲームを決めにいくであろう。
プレーオフで何度も出てきた、”我慢”という文字。
この大舞台での因縁の対決で、どこまで我慢をして、ゲームをコントロールしていくのか。

そして、もう一つはリングへのアグレッシブなアタック。
アウトサイドがなかなか入らない可能性があると考えると、まずはドライブやカットインなどで出来るだけゴール近くでフィニッシュをし、更に相手のファールを誘って、リズムを狂わす事が非常に効果的になっていく。
パスではなく、まずはリングを見て、仕掛ける姿勢が重要視されてくるであろう。

ブルズは初の聖地であるが、HCも含め、既に有明という舞台を経験したメンバーが多く揃っており、メンタル的にも問題は無いであろう。
ハピネッツは、やはり昨シーズン最後の最後で流した悔し涙を、嬉し涙に変えるためにシーズンを戦ってきたし、併せて去年を経験しているというのは非常にいいポイントかと思う。

そして、今回も大勢のクレイジーピンクたちが聖地に押し寄せるという情報が既に入ってきている。
一方の初の有明となる、猛牛軍団も大混成チームで会場をレッドに染め上げると気合が入っている。

“クレイジーピンク vs 猛牛軍団”

もう会場の気温が30度を超えるくらい、真夏状態になる事は必至だ。
ビールはゲーム前に買いだめしておいた方が得策である。
暑さですぐに飲み干してしましまう事が予想されるからだ。

今シーズンは、どんなドラマが起こるのか?

今シーズンは、どんなドラマが起こるのか?(昨シーズンのファイナルズのゴール下より)

プライドをかけた真剣勝負も楽しめるけど、それだけじゃない、ファイナルズ。
イベントやブースも盛りだくさん!
昨シーズン満員になった、聖地・有明コロシアムへ行くしかありません。

ドラマは現場で起こっている…

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■5月23日(土)FINALS DAY1 イベントスケジュール
11:00 開場
12:20 チアパフォーマンス
12:30 オープニング
・選手入場
・アワード表彰
・国歌斉唱
・スターティング5発表
13:10 ウェスタン・カンファレンス ファイナル
・浜松・東三河フェニックス vs. 滋賀レイクスターズ
15:45
・ロード・オブ・グラビティ
・チアパフォーマンス
16:25 オープニング
・選手入場
・アワード表彰
・国歌斉唱
・スターティング5発表
17:10 イースタン・カンファレンス ファイナル
・秋田ノーザンハピネッツ vs. 岩手ビッグブルズ

■5月24日(日)FINALS DAY2 イベントスケジュール
11:00 開場、スキルアップテスト
12:00
・2代目公認ブースターお披露目
・ATO GOSPEL J-POP
・チアパフォーマンス
12:30 オープニング
・選手入場
・国歌斉唱
・スターティング5発表
13:10 3位決定戦
15:05
・MVP予想クイズ当選者発表
・功労表彰
・JHDAダンスパフォーマンス
・ソングライダーズ ミニライブ
・ロード・オブ・グラビティ
16:30 オープニング
・選手入場
・国歌演奏
・スターティング5発表
17:10 ファイナル

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