“Ball Push”の大切さ感じたゲーム ~NBL リンク栃木ブレックスvs和歌山トライアンズ2015/03/28

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リンク栃木ブレックス#028ブレッキー!お茶目な性格で会場でも大人気でした。

スターティング5はこのメンバーだった。
■リンク栃木ブレックス
#0田臥 勇太
#9遠藤 祐亮
#25古川 孝敏
#24トミー・ブレントン
#32ライアン・ロシター
■和歌山トライアンズ
#6堤 啓士朗
#0高島 一貴
#15寺下 太基
#25佐藤 託矢
#11ポール・ビュートラック

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TIP OFF!!!

■1P
序盤はなかなかお互いにペースを握ることができなかった展開だった。
ブレックスが#24ブレントンのパスを#32ロシターがゴール下でしっかり決めてスタートするが、すぐさまトライアンズも#11ビュートラックがゴール下で粘りを見せて応戦。
お互いに速いテンポでバスケットを展開していくが、最後のフィニッシュが決まらず、ロースコアでゲームは進んでいった。
そんな中、最初にペースを握ったのはブレックスだった。
速いローテーションディフェンスで、相手に思うようにオフェンスをさせない展開から流れを掴むと、オフェンスではチーム全体でボールをシェアし、コート全体でゲームを展開していった。
残り5分間際で#24ブレントンがオフェンスリバウンドを奪いフィニッシュを決めると、そのブレントンのパスから#0田臥のオープンショット、#32ロシターも果敢にオフェンスリバウンドを奪い、カットしてきた#25古川がレイアップでフィニッシュ。
残り2:53でトライアンズは堪らずタイムアウトを請求、16-7のスコア。
タイムアウト明け、#11ビュートラックが3Pを決めて応戦していくが、その後なかなかペースを取り戻せないトライアンズ。
そんな中、ブレックスはオフェンスで上手く誰かをオープンにさせていき、次々とアウトサイドで正確なシュートを決めていった。
特に#25古川は1Pだけで10PTSと大活躍。
終盤、トライアンズが流れるようなパスワークで#11ビュートラック→#0高島と繋ながり、最後は#5島田がカットインからレイアップを沈めていった。
24-14のスコアで2Pを迎えることとなる。

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チームにシーズン途中で加入し、非常に高いIQでゲームをコントロールする、和歌山トライアンズ#6堤 啓士朗選手。

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この日はゲームハイの22PTS、アウトサイドもゴール下へのアタックもアグレッシブに行う、和歌山トライアンズ#11ポール・ビュートラック選手。

■2P
序盤から一気に猛攻を仕掛けたのはブレックスだった。
持ち味である、非常にタイトなディフェンスワークを見せ、相手にスコアを全く許さない。
ディフェンスで流れがいいと、オフェンスにもしっかり繋がっていくのがバスケットボール。
#32ロシターのペイントエリアでのフックシュートを皮切りに、さらにはディフェンスでマイボールにして、素早くボールを相手コートに運んでいく”Ball Push”を実行し、相手のディフェンスが戻りきらないうちにスコアメイクしていった。
残り7分台には#7バローンが大活躍、ゴール下へのカットインからのスラムダンクに、さらには誰よりも早くフロントコートに走り、ファストブレイクでスコアメイク。
更にはこの日ベンチから出て大活躍した#6小林が、#32ロシターのパスを受けて、鮮やかに3Pを沈め、点差をどんどん広げていくブレックス。
トライアンズは相手の激しいディフェンスにスコアメイクができず、思うような展開にならない。
オフィシャルタイムアウトを迎え、ランニングスコアを確認すると17-4と、約5分間で一気に点差は広がっていった。
41-19のスコアで、2Pの後半へ突入していった。
オフィシャルタイムアウト明けはお互いに譲らず、ディフェンシブな展開に。
チーム全体でのボールシェアとBall Pushで更に点差を広げようとするブレックス、対抗してゴール下での粘りで応戦していくトライアンズ。
最終的には49-24のスコアで後半へ突入していった。

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リングへの果敢なアタックでチームにパワーとリズムをもたらす、和歌山トライアンズ#15寺下 太基選手。

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インサイドでのパワームーブでチームの起点となっている、和歌山トライアンズ#14シリル・アウェア選手。

■3P
ハーフタイムを挟んだ後半のスタート序盤、2Pと同様にブレックスが猛攻を仕掛けて、点差を更に広げていった。
#32ロシターを起点に、#24ブレントンのゴール下、そして#25古川の3Pとポンポンとスコアが決まり、点差は30点に広がる。
もうこれ以上離されたくないトライアンズだったが、相手ディフェンスの前にタフショットが続き、決めきれず苦しい展開に。
更に#32ロシターはリバウンド・アシストとオールラウンドな活躍を見せて、次々とスタッツを残していく。
残り5分には、ディフェンスリバウンドからブレックスの見事なファストブレイクが決まっていった。
#0田臥が中央でボールを素早く運び、そこから#9遠藤→#32ロシターと繋がり、最後は#24ブレントンがカットインして、レイアップ。
会場がどよめきと歓声に包まれ、アリーナが興奮で揺れた瞬間だった。
残り3分からは、この二人がゲームの中心となっていく。
ブレックス#13小林、トライアンズ#0高島、両選手がフィニッシャーとなり、お互いに譲らない展開に。
まずは#6小林、ドライブからファールを受けてAND1プレーを決めていけば、素早いパス回しからボールを受けて、3Pを豪快に沈めていった。
一方の#0高島も負けてはいない、素晴らしいフェーダウェーに、#6堤のパスを受けて3P、さらにはドライブからのレイアップとチームを牽引していった。
終わってみれば、78-37のスコアで最後の10分間を迎える事となった。

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チームの絶対的大黒柱の一人、この日は人生初のトリプルダブルを記録した、リンク栃木ブレックス#32ライアン・ロシター選手。

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何と言っても彼を忘れてはいけません。世界を知る男、リンク栃木ブレックス#0田臥 勇太選手。

■4P
そして迎えた、最後の10分間。
まずはブレックス#7バローンのフェーダウェーでスタートし、更には#32ロシターがファストブレイクで点差を広げていった。
意地を見せたいトライアンズ、ここから果敢にリングへアタックをして、ペースを握っていった。
#14アウェアのゴール下での粘り、更には#11ビュートラックが同じくゴール下で奮起をして、連続得点を決めていく。
それでもブレックスは相手の激しいプレッシャーを上手くかわし、随所で3Pを沈めていき、応戦していく展開へ。
残り6:41でブレックス#32ロシターが#13渡邉の3Pをアシストし、人生初のトリプルダブルを達成。
オフィシャルタイムアウトを迎え、残り4:48で88-45のスコア。
その後、お互いが意地を見せ、入れたら入れ返すのアップテンポな展開でゲームは進んでいった。
その中で活躍したのはブレックス#11須田だった、思い切りの良い3Pを2発決めていけば、持ち味のディフェンスでもハッスルし、会場を沸かせていた。
一方のトライアンズも残り2分を切ってから、ディフェンスでいい流れを作り、2連続でファストブレイクと見せ場を作る。
残り47秒、#9遠藤のドライブがAND1プレーとなり、ブレックスが100点ゲームで会場内にアラームが鳴った。

最終的には100-57のスコアで、リンク栃木ブレックスが3連勝を収めたゲームとなった。

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この日のヒーローインタビューはベンチから出場し、13PTSと大活躍した、リンク栃木ブレックス#6小林 大祐選手。

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このゲームでは3Pを確実にリングに沈め、チームに勢いをつけた、リンク栃木ブレックス#11須田 侑太郎選手。

序盤は拮抗したゲームとなっていたが、ブレックスの早いプレッシャーとローテーションディフェンスに苦しめられ、トライアンズはオフェンスでいい流れを徐々に失っていった。
ブレックスはディフェンスから流れを掌握し、持ち味である早い展開のバスケットをコート上で披露し、更にはチーム全体でボールシェアをして、スコアメイクをしていく。
このゲーム、チーム全体で26アシスト、更にはいうとインサイドのプレーヤー(#7バローン&#24ブレントン&#32ロシター)で17アシストという数字を見たら、チームバスケットの浸透度合いが非常に高いことを示しているである。
そして、ブレックスのゲームテンポやBall Pushのスピードは日本No.1であるんじゃないかと感じた。
一方のトライアンズもインサイドを起点にいい流れを掴みかけていたが、相手の激しいプレッシャーに対して、40分間自分たちのバスケットが展開できなかった。
それでもアグレッシブにシンプルにリングに対してアタックする姿勢は、今後のシーズンの中で勝利を一つでも多く掴むために、絶対的に継続しなくてはいけない事であろう。

“Ball Push”とチームバスケットを40分間実行し続けた、ブレックス。
非常にプレーオフに向けて、驚異のチームとなるであろう。

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多くのファンがいつも詰めかける、ブレックスアリーナ宇都宮。

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このシリーズは「江戸DAY」ということで、この二人がサムライになっておりました!

<主なスタッツ>
■リンク栃木ブレックス
#6小林 大祐:13PTS
#7カイル・バローン:7PTS/7AST/2BLK
#11須田 侑太郎:8PTS(3P成功2/2)
#13渡邉 裕規:14PTS
#24トミー・ブレントン:8PTS/6REB/6AST
#25古川 孝敏:18PTS(チームトップ)
#32ライアン・ロシター:10PTS/14REB/10AST/2BLK(人生初のトリプルダブル達成)
■和歌山トライアンズ
#0高島 一貴:13PTS
#11ポール・ビュートラック:22PTS(ゲームトップ)/9REB
#14シリル・アウェア:11PTS
#15寺下 太基:6PTS/6REB

(※PTS:得点、AST:アシスト、REB:リバウンド、BLK:ブロックショット)
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