最後にどこにいるのか、それが大切。 〜 トヨタ自動車アルバルク東京 #35伊藤 大司

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新生、アルバルク。

9月5日(土)にNBL・トヨタ自動車アルバルク東京の本拠地である、トヨタ府中スポーツセンターにて開催された公開練習ゲーム。
結果はアルバルクが快勝を収めたゲームだった。

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そして、今回はキャプテンに就任した指令塔の声を聞いてもらいたい。

“今シーズンは兄がHC、弟がキャプテン・司令塔”

日本、いや世界を見ても兄弟で同じチームでコーチとプレーヤーの関係というのは本当に少ないであろう。
そんな伊藤兄弟、今回は弟のインタビューをお届けしよう。

トヨタ自動車アルバルク東京 #35伊藤 大司
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-まずは練習ゲームでしたが、快勝の結果に関して、どう感じていますか。

スコアもそうですけど、内容もまぁまぁの内容だったと思うんですけど。
まだ全然ぼくらも外国人選手も含め、チームとしてやったのも数回ですし、実際代表でKJ(松井選手)と大貴(田中選手)がいないので。
まだ僕らも様子見じゃないんですけど、全然出来上がりの状態ではないので。
でも、今の段階としては、まずまずの内容だったんじゃないかなと感じています。

-ディフェンスへの意識、そして攻守ともにボールプッシュの意識が昨シーズンよりも非常に求めているのかなと感じたのですが。

シーズン早い段階ですので、今段階でオフェンスをいっぱい入れているという段階ではなくて。
去年まではコーチ・ベックも5年間いたということで、メンバーもほとんど同じで、やる事は分かっていたので。
始めからオフェンスもシステムでという感じだったんですけど。
今のところ、まだ練習期間もちょっとしかという部分もありますし。
僕たちの今シーズンのスタイルというか、オフェンスではプッシュして、ディフェンスではプレッシャー掛けてというスタイルでやっていくつもりでいるので。
そういう意味では去年よりかは更にテンポは早くなっているのかなと思っていますね。

-お兄さんがHCという部分で、なかなか兄弟でプレーヤーとHCの関係は日本や海外を見ても数少ない感じだと思いますが。そういう関係性になって、どうですか。

そうですね、特に何もないです。
僕らは昔からそうですけど、ON・OFFはしっかり切り替えてできているので。
別に特別な部分はないですね(笑)
僕の場合は、コーチが兄であろうと父であろうと弟であろうと女性であろうと全く関係なしに、リスペクトがあればどんな人でもリスペクトを持って、コーチには対応しますし。
全くそういうのは、違和感とかそういうのはないですね。
でも、そうやって今まで歴史的にも少ないとか、あまり無いのであれば、メディアに取り上げて頂ければ光栄な事ですよね(笑)

-どうしてもラストシーズン、チャンピオンシップを奪還しなくてはならない。これからチームとしても状態を上げていかないといけないと思いますが。

とりあえず去年もシーズン序盤の成績は正直良くなったんですけど、5月の時点でどこに立っているかということなので。
正直たぶん、シーズン最初の試合がどうでもいいという訳では無いけど、5月の時点で僕たちはどこにいるのか、そして1月の天皇杯でどこにいるのかという事なので。
焦りは無いですし、今はメンバーも揃っていない状態なので、徐々にチームとして一つになっていければと思いますね。
そういう意味でも焦らずにやっていったら、自分たちのやっている事を信じていったら、優勝をもちろん狙えるメンバーですし、チームですので。
自分信じて、コーチ信じて、やっていきたいですね。

-ここから沖縄遠征やDREAM GAMESがあって、代表2人がいないチーム作りになりますが。

9月というのは、もう5日で3ゲームとか、8日で5ゲームとか、そういう状況も出てくるし。
この時期というのは、どこのチームも選手たちは疲労と怪我というのは、シーズン中の2倍や3倍ある状態ですので。
あとは本当にその状態で色々なチームと対戦すると思うんですけど、そのチーム相手にどれだけ自分たちのバスケットが試せるかという感じ。
その中で勝ちには行きますけど、そこでダメだった点・良かった点というのはシーズン通して修正していったらいい事なので。
もちろん色々なチームと対戦できるのは本当に楽しみではあります。
それに自分たちがどれくらいの位置にいるのかという見極めるという意味でも、楽しみですね。
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彼はしっかりと最後にどこにいるのか、それが一番大切だという事を語ってくれた。
自分を信じて、コーチを信じて、突き進む彼に注目してもらいたい。

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