3×3の国内トップリーグ、3×3 PREMIRE.EXEの2シーズン目。

シーズン後半戦に入り、残り2戦を前にして、3×3 PREMIER.EXE 2015のシーズングランドチャンピオンが決定した。
昨シーズンは非常に縺れた形となり、最後の最後までグランドチャンピオンが決定しなかったが、今シーズンは一つのチームが圧倒的に強さを発揮し、8月23日(日)に茨城県つくば市の”まつりつくば2015″スポーツパーク内(つくばエキスポセンター)で開催された、3×3 PREMIER.EXE 2015 Round.6 TSUKUBAでシーズングランドチャンピオンとなったのであった。
タフなシーズンの中で、前半戦の4戦を全てチャンピオンで飾るという驚異的な結果を残し、更には後半戦初戦の神戸でのROUND5もチャンピオン。
2シーズン目の3×3 PREMIRE.EXEでシーズングランドチャンピオンに輝いたのは、このチーム。

GREEDYDOG.EXE

この日はファーストラウンドでBREX.EXEに敗戦したが、シーズンポイントラインキングで2位のTRYHOOP OKAYAMA.EXEもファーストラウンドで敗戦。
これにより、順位決定戦の初戦で勝てば、シーズングランドチャンピオンが決定するという流れになった。
まさにこれがバスケで起こるドラマなのかもしれない。

記念すべきシーズンとなった2014シーズンでグランドチャンピオンに輝いた、DIME.EXEとの順位決定戦。
順位決定戦は、先に2ポイント獲得すれば勝利という非常にスリリングな展開ともなりうるトーナメント。
通常のバスケットボールでいう3ポイントシュートが、3×3では2ポイントとなるが、この2ポイントシュートを1本を決めれば勝利になるため、1つのプレーで一気に勝負が決まる。
非情かつ何が起こるか分からない、観ているものをドキドキハラハラさせるレギュレーションなのだ。
どちらも1ポイントずつ獲得し、あと1ポイントの展開になっていくゲーム。
絶対にリングにシュートを決めさせないとタイトでファールギリギリのプレーが続き、会場に緊張感が走った。

ここでGREEDYDOG.EXEのエース、落合知也 a.k.a. WORMがドライブで相手をいなし、クロスオーバーから一気にリングに向かってドライブ。
ディフェンスがイリーガルになろうといった瞬間でシュートモーションに入り、レフェリーはファールコール。
フリースローを得たのであった。
緊張の瞬間、彼はとても冷静だった。

落ち着いて、フリースローをリングに沈め、ゲームエンド。
この瞬間、シーズングランドチャンピオンが決定したのであった。