GO FORWARD IT!!! ~ 2016年秋開幕!新リーグ所属カテゴリ第1弾発表記者会見 2015/7/30 (3)

  1. コラム
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-北陸の2チームに関して教えていただきたいんですが、富山と金沢、それぞれの現時点での状況とどのような問題で今回発表にならなかったのかを教えていただきたい。

(大河理事)
まずは富山さんですが、富山さんはですね、非常にbjに入ってから長い期間が経っています。
それなりに地域に根ざしてきつつある、それからアリーナも5,000名以上でしっかりとしたアリーナを持っておられる。
という事になりますと、あともう一伸びどうやって人を増やしていくのか、そして収入規模を上げていくのかという所が課題でして。
5,000名のアリーナを持っているという事からも分かるように、1部と2部の間という事になります。

一方で金沢に関してなんですけれども、先ほどの愛媛、それから八王子さんなどもそうなんですけれども、まだ1シーズンも戦っていないという中での判断をするという事になりますので、当然見方としてはきっちりと向き合っていかないといけないという事ですので。
何が課題か自体がですね、まだ把握できない状況ですので、ちょっと厳しい言い方ですが、2部と3部の間かなという風に考えています。

-岩手ビッグブルズに関してなんですけども、行政支援としてはかなり早い段階から協力も得られたという事で、そういう意味で進んでいたと思いますが。現時点で発表がないという事でれぞれの現時点での状況とどのような問題で今回発表にならなかったのかを教えていただきたい。

(大河理事)
岩手さんは収入自体が届いていないという事があります。
それから債務超過の解消策が相対的に他のクラブと比較するとパンチ力が今の所ないのかなと思っています。
実は昨日遅くにどっさりと資料を頂いておりまして、まだ読み込めておりませんので。
これから楽しみに読みたいと思います。
首長からも、ああ言った言葉も頂いておりますので、1部2部の間で考えております。

-1部or2部に入っているチームを教えてください。サイバーダインつくばロボッツに関しては、どのように見ているのかも教えてください。

(大河理事)
ここから色々な交渉事がありますので、ここでは今日は発表できませんが。
つくばロボッツさんに関して言いますと、アリーナが住民運動というか、住民の中でどう受け入れられるかどうか、行政さんでどういう風に解決していくのかなというのが最大の課題という所です。

-新潟アルビレックスBBについてもそれぞれの現時点での状況とどのような問題で今回発表にならなかったのかを教えていただきたい。

(大河理事)
新潟さんは1部と2部の間になります。
bjの創設以来のクラブでありまして、もう一息収入規模が足りないという事と、前年・前々年が少し上昇気流であれば良かったんですけど、売上が横ばいという風に見ていますので、もう一息という所かなという風に考えております。
あとアリーナは、ちょっとキャパの所で若干立ち見席等の問題がありますけれども、アリーナそのものは駅近で非常に素晴らしいアリーナという風に、我々は認識しております。

-仙台が1部に入った理由を教えていただきたいのと、仙台はプロ野球・Jリーグ・バスケットとトップリーグに入るチーム誕生となったわけですが、期待する事があれば教えてください。

(大河理事)
仙台が1部になったというのは全ての要件を満たしていたからという事であります。
期待する事はチェアマンの方から。

(川淵チェアマン)
えっとあの例えば、日立がですね、柏市長に何とか柏にアリーナを造って欲しいと。
あそこで練習はしているんですけども、試合を観客を入れて観るような施設になっていない。
やっぱり柏というところでサッカーとバスケットボールが一緒にできればなという思いという同じようなところで、仙台はね。
Jリーグが目指すところが、FC東京はプレミアリーグのバレーボールチームを持っていますよね、ヴェルディも持っていますよね。
そういうなところでJリーグのクラブがトップのクラブを持って、仮にヨーロッパであるようなクラブが赤字であっても、サッカーの収入で持って他のスポーツを面倒を見ていくというような、そういう姿になっていって欲しいなという風に、今回の事なんかも本当に強く思っていたんですよね。
だから、例えば川崎でもフロンターレと今度の東芝のスタジアムとアリーナはすぐ歩いて行ける距離ですよね。
こういったところが一緒になって、お互いのファンが応援し合うなんてなると、全体の発展に繋がるし、市民が年間を通じてスポーツを楽しめるという事の可能性も増えて行くわけですよね。
そういう事が今回ちょっと無かったのが、すごく残念で、これからそういう事を積極的に進めていければいいなという風に思っています。
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-仙台の隣の、山形の立ち位置を教えていただければと思います。

(大河理事)
山形は山形市のアリーナがなかなか素晴らしいアリーナがあるという風に思っています。
一方でまだシーズンを1年・2年という事で、非常に歴史が浅いという事ですね。
その辺がポイントになってくるかと思います。
という意味で立ち位置は5,000人のアリーナを使用できるというところからすると、1部2部の間に入っているという風に考えていいかと思います。

-ここで川淵チェアマンから一言。
ぼく、ちょっと発言したいんですけど。
一番望むのは5,000人のアリーナを造ったからいいという訳ではなくて、当然の事なんですけど、そこをいかに満杯にするのかですよね。
そっちの条件を満たしたんだから、今までのように1,500人でいいだなんで何の意味もない訳で。
そういう事に対して、例えば5,000万円の投資をして、1億円の売上を伸ばしていくとなれば、差し引き5,000万円のプラスのなるというくらいのね、発想の転換がいる訳ですよ。
営業の人員や職員が今までと同じような人数で、そういうものを増やして行こうというのは無理ですよね。
やっぱりそこで経営の視点が必要なんで、こういったものがJリーグの2部のチームやその他でかなりの努力をして、売上を画期的に伸ばした。
それは1年や2年という単純な期間じゃなくて、ある程度の年月を掛けて努力をした結果、今相当な入場料収入が実現できているクラブがある訳で。
そういった事を参考にしながら、やはりお客さんを一杯にする事がスポンサーが付いてくれる、メディアもその事を報道してくれる、そっちのいい方向のシナジー効果が出てくる訳で。
一番の根本は、いかに多くのお客さんを集める事かという、そういう意味でアリーナ5,000人と言っている訳で。
これちょっと捉え方がですね、ちょっと甘い所があるなと思っています。
これをこの1年掛けて、しっかり開幕時には全てのアリーナが満員だという、1年間は満員だくらいの覚悟を持って取り組んでほしいと。
特に始めに決まった1部のクラブは、そういう覚悟を持って、そういう営業努力をしてほしい、地域に根ざす努力をしてほしいという風に思います。

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ここで、この会見に出席できなかった前園 真聖さんから川淵チェアマンへのメッセージが読まれました。
この内容はフジテレビの「ワイドナショー」で、是非ご確認下さい。
やり取りが、まるで長い期間コンビを組んだ二人の、漫才ような感じでした。
非常に会場が和んだ一幕でした。
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-愛媛が2部か3部という形ですが、決まっていない理由を教えてください。

(大河理事)
あの決めようかどうかと思ったんですけども、必死に今愛媛の方で立ち上げを努力をされていて、少し大分からチームがくるという特別な事情がありますけれども。
その一生懸命さを少し見させていただこうかなという風に思い、今回は決めませんでした。

-残りのチームは8月29日に発表するという事ですが、これはもうこれ以上先延ばしにするというのは一切考えていないのか。加盟数45クラブというのは変えないのか。

(川淵チェアマン)
今推移を見ているというのは失礼ですけれども、そういったクラブで今回申請していたけど、辞退するというクラブがゼロとは言いませんね。
それはその時、我々として検討すればいい事で、それはそういう事ですけれども。
8月29日の発表は変えません。

-例えばスポンサーを集めるのは、なかなか厳しいといえば厳しいと思いますが。そのタイムスケジュールが全く変えないで各クラブに努力してもらうという風な形ですか。

(川淵チェアマン)
それはね、1年あったら出来るのかと言ったら、出来ないですよ。
今回も6ヶ月でこんな事が出来るのかという事を思ったし、はじめ言った時に不可能かと皆さん思われたくらいで。
短期間だから出来た訳ですよね。
だから、正直時間を掛けたら、そういうものがより良くなるかという事は、無いという事で。
今まで6ヶ月掛けてここまで来たんだから、あと1ヶ月で更にクラブが努力する事によって、状態は変え得ると思っているから、そのwaitingの時期を設けたんで。
そこでまたクラブ同士の競争があって、より良い方向に行けばいいし。
今こういう状況に置かれているんで、是非色んな事をお願いしますよという言いやすさという事が出て来る訳ですよ。
そういった事を我々、可能性としてクラブに望んでいる訳で。
それをクラブが利用してもらえるといいなと思いますね。

-期限を切らないと必死にやらないと。

(川淵チェアマン)
そういう事、そうですよね。
世の中、そうでしょ。
受験勉強だって、みんな期末試験だって同じじゃ無いですか。
期限設けずにズルズルとやればいい、目標はこれだけど期限は無いというのは、目標のうちに入らないですよね。

-チェアマンはbjリーグのファイナルをご覧になっていたかと思いますが、ファイナルでのブースターの盛り上がりというのも、1部入りという所の判定のプラスアルファになったのですか。

(川淵チェアマン)
今の所無いけど、これからはあるね。
やっぱり非常に極端な言い方ですよ、例えば10万人の署名が集まったら、それは10万人もこのクラブ応援してくれるのか。
だったら、そっちの方に行く可能性はありますよね。
一つの例ですよ、だから選ぶかどうかは別として。
それはそういう事でしょ。
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45チーム中、20チームの所属リーグが決まった。
残り25チームは、2015年8月29日に運命の記者会見第2弾で発表される。
発表まで20日。
全てのチームが最大限の努力をして、この高いハードルを乗り越えることを祈っている。
既に様々なチームが1部参入に向けて、川淵チェアマンが言っていた”努力”をいうものを行っている。

発表されるのは、まだまだ夏と言っていいだろう、8月29日。
最後にどんなドラマが待ち構えているのか?
全ては、川淵チェアマンの言葉で判明する。

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